7月4日、京セラドーム大阪で行われるオリックスと千葉ロッテのカード第2戦。パ・リーグ唯一の開催となる試合は、同率4位の両チームによる重要な一戦が繰り広げられる。3日の試合では、延長12回裏までもつれたものの最後まで決着がつかず、引き分けに終わった。約4時間の総力戦による疲労の具合が気になるところだが、両チームの注目選手を紹介していこう。
【今季対戦成績】
オリックス→7勝4敗1分け、千葉ロッテ→4勝7敗1分け
【オリックス】金子千尋投手 11試合、3勝5敗 64.1回、47奪三振、28失点 防御率3.50
【千葉ロッテ】有吉投手 19試合、3勝1敗 49回、28奪三振、17失点 防御率2.94
オリックスの先発は金子千尋投手だ。6月27日の前回登板では7回3失点と好投を見せるも、勝敗がつかなかった。課題としては、6月は計4本の本塁打を浴びるなど、要所での失投が目立ったことが挙げられる。7月最初の登板となる4日の試合では、今まで以上に投球の質を上げ、幸先よく4勝目をつかみ取りたい。
対する千葉ロッテは有吉投手をマウンドに送る。前回登板では6回3失点と試合を作り、自身3勝目を挙げた。6月は先発した3試合でいずれも白星を挙げ、防御率も1.33と安定した成績を残している。今季から挑戦している先発にも慣れてきたか、4日の試合で見極めたいところだ。
オリックス打線ではロメロ選手に注目。3日の試合では、同点となる14号2ランをかっ飛ばし、相手に傾きかけた試合の流れを強引に引き寄せた。4日の試合でも、勝負を決める豪快な一発に期待したい。
一方、千葉ロッテ打線では井上選手に注目したい。3日の試合では、豪快な12号ソロで先制点を挙げ、自らの誕生日を最高の形で祝福した。6月の月間打率は.386、本塁打は6本と絶好調だっただけに、7月に入ってもこの好調を維持したいところ。自慢のパワーで、主砲としての信頼を揺るぎないものにできるか。
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