早ければ4日の敵地マリナーズ戦で復帰の可能性も
右肘内側側副靭帯損傷で故障者リスト(DL)入りしているエンゼルスの大谷翔平投手が、早ければ3日(日本時間4日)の敵地マリナーズ戦から打者として復帰する可能性が浮上している。すでに実戦形式での練習を行っている「打者・大谷」についてビリー・エプラーGMは「身体的に素晴らしい状態に保てていたことが見て取れる」と復帰に向け太鼓判を押したことを地元紙が伝えている。
大谷は多血小板血漿(PRP)注射と幹細胞注射による治療の効果が認められ右肘手術を回避。28日(同29日)に行われた再検査の結果、打者としての復帰を許可され、すぐさまフリー打撃を開始すると、30日(同7月1日)にはフリー打撃と実戦形式での打撃練習を実施。7月1日(同2日)には2日間連続で実戦形式での打撃練習を行っていた。
地元紙「ウィッティア・デイリーニュース」は、大谷が2日間の実戦形式での打撃練習では20打席に立ったことに言及しエプラーGMも視察に訪れ、そのプレーに感心した様子を伝えている。
打者として復帰する見込みの大谷が見せたプレーにエプラーGMは「彼の状態は良いようだった。打席内で良い判断ができており、強い打球が打てていた」と称賛し、「故障者リスト入りしている間に、彼は身体的に素晴らしい状態に保てていたことが見て取れる。全体的に見て、彼のフィジカルや走塁の状態に満足している」とのコメントを伝えている。
不安視された右肘の状態は良好のようで、待ちに待ったメジャー復帰は間近とみられる。開幕当初に比べ下降線を辿るチームの救世主になれるか。大谷のバットに大きな期待がかかっている。
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