5回に2点を先制すると、終盤に1点ずつ加点
千葉ロッテが2連勝で、ついに3位タイに浮上した。1日、敵地ヤフオクドームで行われた福岡ソフトバンク戦。5回に中村、角中の連続適時打で2点を先制すると、先発の酒居が鷹打線を7回5安打1失点に抑える好投を見せてリードを守り抜いた。37勝34敗で福岡ソフトバンクに並んだ。
走者を出せども、なかなかあと1本が出なかった千葉ロッテ打線がようやく繋がったのは5回だった。1死から荻野貴が三塁前へ絶妙なセーフティーバントを決めると、続く藤岡裕は四球を選びチャンスを拡大。中村が放った三塁への強烈ライナーは、松田がキャッチ出来ずに左前へ。荻野貴が一気に生還し、先制のタイムリーとなった。
さらに続く角中も中前適時打を放ってリードを2点とした。7回には福岡ソフトバンク2番手の二保、3番手のモイネロの3四死球で満塁の好機をもらうと、井上が右犠飛を放って1点を追加。8回にも四球からチャンスをもらい、平沢が適時打を放った。
このリードを先発の酒居が守り抜いた。初回に1死一、二塁のピンチを背負うも、柳田、デスパイネを打ち取ると、その後は危なげないピッチング。5回に内川に二塁打を浴びたが、松田、市川、川瀬を難なく打ち取った。7回5安打1失点の好投で2勝目をマークした。
福岡ソフトバンクは低調な打線が、この日も元気なし。不振の内川を6番でスタメンに戻したが、散発5安打に終わり、1点しか奪えず。投手陣も8回まで毎回与四死球を与えてリズムがなく、投打ともに精彩を欠いた。最近5試合で1勝4敗と苦しい状況が続き、ついに千葉ロッテと並ばれた。
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