7月1日、ヤフオクドームで行われた福岡ソフトバンクと千葉ロッテの今カード最終戦は、中盤以降に得点を重ねた千葉ロッテが勝利。連勝で3連戦の勝ち越しを決めた。

福岡ソフトバンク・バンデンハーク投手、千葉ロッテ・酒居投手の先発で始まった試合は、序盤3回まで両投手がスコアボードにゼロを刻み、投手戦の様相を見せる。

4回も両投手が得点を与えないまま迎えた5回表、千葉ロッテがついに試合を動かす。まずは1死から1番・荻野貴選手が安打で出塁すると、2番・藤岡裕選手が四球を選んで1死1,2塁に。この場面で続く中村選手が2試合連続となる適時打を放つ。なおも1死1,2塁から、4番・角中選手も適時打を放ってさらに1点を追加。折り返しの5回に千葉ロッテが2対0とリードを奪う。

援護をもらった千葉ロッテ・酒居投手はフォークボールが冴え渡り6回まで被安打はわずかに2本と、福岡ソフトバンク打線を翻弄。7回裏には5番・デスパイネ選手に一発を浴びたものの、後続を断って反撃を阻止。7回1失点と勝ち投手の権利を持ってマウンドを降りた。

7回表、8回表に追加点を奪い、4対1と3点のリードを奪った千葉ロッテ。8回裏のマウンドに上がった益田投手が3者凡退に打ち取る好投でリードを守り、試合はそのまま9回の攻防に突入する。

逃げ切りを図る9回裏、試合が無かった日を除くと5連投となる内投手が登板する。千葉ロッテが誇る守護神は、疲れを感じさせない投球で福岡ソフトバンク打線を3者凡退に仕留める好投を披露。千葉ロッテが勝利を収め、先発の酒居投手は4月1日以来となる2勝目を手にした。