オリックスが先勝して迎えた3連戦第2戦。北海道日本ハムが初回に奪った5点を守り切り、5対2で勝利。高梨投手が今季5勝目をマークし、この3連戦を1勝1敗のタイに持ち込んだ。
試合は初回から大きな動きを見せる。1番・西川選手、3番・近藤選手の安打で1死1,2塁と好機を演出すると、4番・中田選手が右前への適時打を放ち先制。5番・アルシア選手が左翼手の頭を越える適時二塁打でさらに1点を追加。2死となって7番・横尾選手にも「良いイメージで振れた」と本人も会心の第7号3ランが飛び出し、これでスコアは一気に5対0。あと一本が出なかった昨日の試合とは打って変わって、初回から北海道日本ハム打線が猛攻を見せる。
北海道日本ハムの先発・高梨投手の前に攻略の糸口を見つけられなかったオリックス打線だが、4回表に反撃を開始する。2番・西野選手、3番・ロメロ選手の連続安打で無死1,2塁と得点圏に走者を進めると、4番・吉田正選手が右中間を破る2点適時二塁打。スコアを5対2とし、オリックスが点差を縮める。
その後は両チームともに好機こそ作るもののあと一本が出ず、互いにスコアボードには0が並ぶ。結局、北海道日本ハムが初回に奪った5点を継投で守り切り、5対2で試合終了。今カードの対戦成績は1勝1敗となった。
なお、7回表に2番手としてマウンドへ上がった宮西投手は、今日の登板で史上40人目となる通算600試合登板を達成。さらに、山口投手(巨人)に並び歴代最多となる通算273ホールドも同時に達成し、北海道日本ハムの救援陣を支える鉄腕が偉大な記録をまた一つ達成し、球場は大きな歓声に包まれた。
一方、オリックスは先発・山崎福投手が1回5失点でノックアウト。結果としてこの5失点が大きく響き、敗戦となった。
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