上林誠知の殊勲打で福岡ソフトバンクが逆転サヨナラ勝利

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2018.6.29(金) 22:13

福岡ソフトバンクホークス・柳田悠岐選手(C)PLM
福岡ソフトバンクホークス・柳田悠岐選手(C)PLM

6月29日、ヤフオクドームで行われた福岡ソフトバンクと千葉ロッテの一戦は、福岡ソフトバンクが9回裏に3点を奪い、劇的な逆転サヨナラ勝利を飾った。

試合は終盤まで、千葉ロッテのペースで進んだ。1回裏、福岡ソフトバンクの4番・柳田選手がバックスクリーンへ18号2ランを放って先制するが、3回表、荻野貴選手、藤岡裕選手の1・2番コンビが連続適時打。すぐさま3対2と逆転に成功する。

4回表にも犠飛で1点を追加し、福岡ソフトバンク先発・中田投手をマウンドから引きずり降ろした千葉ロッテ。スコアを4対2とし、リードを広げた。

これ以上得点を許すわけにはいかない福岡ソフトバンクは、5回表から3番手として武田投手を投入。プロ入り初の中継ぎ登板となった右腕は、6回まで2イニングスを投げて無失点の好リリーフを見せた。その好投に応えたい打線だったが、千葉ロッテ先発・涌井投手から初回以降得点できず。千葉ロッテリードのまま、試合は終盤へ突入していった。

7回表、3イニングス目に突入した武田投手は井上選手に11号ソロを浴びるが、8回裏、上林選手が千葉ロッテの2番手・益田投手から同じく11号ソロをかっ飛ばし、2点差に詰め寄る。

そして迎えた9回裏。2点リードを守って逃げ切りたい千葉ロッテだったが、福岡ソフトバンク打線が守護神・内投手を捉えた。9番・長谷川選手が適時打を放って1点差とすると、続く上林選手が初球をセンターに運ぶ。これが値千金のサヨナラ三塁打となり、内投手を攻略した福岡ソフトバンクが劇的なサヨナラ勝ちを収めた。

福岡ソフトバンクと千葉ロッテのカード初戦は、6対5で福岡ソフトバンクが勝利し、連敗は2でストップ。先発の中田投手が4回途中に降板するも、中継ぎ陣が奮闘して最終回の逆転劇につないだ。敗れた千葉ロッテは、涌井投手が7回2失点の好投も、中継ぎが失点を重ねてサヨナラ負けを喫した。

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