6月29日、メットライフドームで行われた埼玉西武と楽天の一戦は、21安打15得点と打線が大爆発した楽天が圧勝。先発の塩見投手は7回1失点の快投で今季初勝利を挙げ、チームは「天敵」埼玉西武・菊池投手から2016年5月12日以来の白星を挙げた。
まずは1回表、楽天は島内選手の犠飛で先制に成功する。4回表には、2本の安打で2死1,3塁の好機を迎えると、9番・嶋選手が右越えの適時二塁打を放って2得点。さらに、1番・田中選手に5号2ラン、3番・島内選手にダメ押しの適時打が出て、この回一挙5得点を奪う。楽天は5回を終えて6対0と、「天敵」菊池投手を攻略して大きなリードを握った。
大量援護をもらった塩見投手は、5回まで埼玉西武打線に1本の安打も許さない快投を見せてスコアボードに0を刻む。6回裏に初安打を許すと、7回裏には外崎選手にソロを浴びるも、それ以上の反撃は許さず。7回1失点と試合を作り、救援陣にマウンドを託した。
6回表に暴投で1点を追加し、8回表には3番・島内選手の2号ソロなどでさらに5点を挙げた楽天。スコアを12対1として埼玉西武を突き放すと、8回に登板した2番手・高梨投手も1イニングを3者凡退に切って取り、試合は最終回へと進んでいく。
9回表にも3点を加えた楽天は、その裏のマウンドに今季初登板となる西宮投手を送る。先頭の秋山選手に安打こそ許したものの、後続をしっかりと断って試合を締めくくった。
埼玉西武と楽天の一戦は、大量得点で埼玉西武を圧倒した楽天が15対1で勝利。天敵・菊池投手を打線が攻略し、先発の塩見投手も7回1失点の快投と、投打がかみ合ってカード初戦をモノにした。
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