6月28日、メットライフドームで行われた埼玉西武とオリックスのカード最終戦は、埼玉西武が14対11で乱打戦に勝利。カード戦績を1勝1敗1分とし、首位の座を守った。
試合は、埼玉西武の先発・多和田投手とオリックスの先発・山岡投手がともに崩れて打撃戦となった。1回表、ロメロ選手の一打でオリックスが先制するが、その裏、浅村選手と外崎選手の適時打で埼玉西武がすぐさま逆転に成功。2回裏には、秋山選手が12号2ランを放って追加点を挙げ、5対1とオリックスを大きく突き放す。
直後の3回表、4番・吉田正選手、中島選手、西野選手の3連続適時打でオリックスが1点差に詰め寄るものの、その裏、森選手に8号2ラン、メヒア選手に5号ソロが飛び出した。点差を縮められた直後に、埼玉西武が再び8対4とリードを広げる。
4点リードの埼玉西武は、6回表にオリックス・伏見選手の適時打で1点を返されたが、試合の流れは決して渡さない。その裏、中軸の4連続適時打で一挙5点を追加し、8回裏にも山川選手が19号アーチをかっ飛ばす。終盤でスコアを14対5とし、試合を決定付けた。
反撃を見せたいオリックスは9回表。後藤選手、吉田正選手の連打で2点を返す。そしてなおも1死満塁の絶好機で7番・T-岡田選手が10号満塁弾を放って、埼玉西武・ワグナー投手をノックアウト。この回だけで6点を奪って3点差まで詰め寄った。しかし、5番手・平井投手の前に後が続かず試合終了。埼玉西武とオリックスのカード最終戦は、埼玉西武が14対11で辛勝した。
両軍合わせて31安打が飛び出した試合は、4本塁打を放った埼玉西武が勝利。オリックスは延長戦の疲れからか中継ぎ陣が打ち込まれ、打線が追い上げるもあと一歩及ばず。惜しくも敗戦を喫した。
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