【試合戦評】打ち合いを制したオリックス。コーク投手が見事な救援を見せ、今季2勝目を挙げる。

パ・リーグ インサイト

2017.4.29(土) 00:00

昨夜の試合では、デスパイネ選手、福田選手の一発と堅実な投手リレーで試合を制した福岡ソフトバンク。今日の試合は今季2度目の先発となる攝津投手がマウンドへ。前回登板の反省を生かし、チームの勝利に貢献したい。対するオリックスは、岸田投手が2014年5月1日以来、3年ぶりとなる先発マウンドに上がる。持ち味のコントロールと直球の切れで今季初登板初勝利を狙う。

初回、福岡ソフトバンクは今宮選手、内川選手の安打で2死1,2塁の好機を作るも主砲・デスパイネ選手が捕邪飛に打ち取られ、先制点を逃す。一方、ピンチを凌いだオリックスは、大城選手の四球と安達選手の右安で1死1,3塁の好機を作ると、小谷野選手の二ゴロの間に3塁走者がホームに生還。初回から先制点を奪う。

先制された福岡ソフトバンクは直後の2回表に反撃。先頭の中村晃選手が左翼線への二塁打で出塁すると、松田選手の四球と甲斐選手の死球で、1死満塁の絶好機に。この場面で川崎選手の当たりは大城選手の好守に阻まれるも、送球間に走者が生還し、すぐさま同点に追い付く。

しかし、直後の2回裏。モレル選手、駿太選手が四球と安打で出塁し、若月選手が犠打でつなぐと、宮崎選手の犠飛で1点を勝ち越し。さらに、大城選手も2死2塁から中前適時打を放ち、オリックスが3対1とリードを2点に広げる。さらに、3回裏には小谷野選手、T-岡田選手、中島選手がそれぞれ安打と四球で1死満塁の好機を演出。この場面で、モレル選手が走者一掃となるフェンス直撃の適時二塁打を放ち、この回一気に3点を追加。6対1とし、試合を優位に進める。

試合中盤、両軍の先発投手が3回で降板する中、あとを継いだ投手が奮闘。3回までに合わせて9安打、8四死球と荒れた試合を落ち着かせ、スコアボードに0を並べる。

6対1のまま試合終了かと思われた9回表。上林選手の中安と甲斐選手の四球で1死2,3塁の好機を作ると、今宮選手が犠飛を放ち、まず1点。さらに、明石選手、内川選手が四球でつなぐと、デスパイネ選手が3塁線を破る2点適時二塁打。最終回に福岡ソフトバンクが驚異の追い上げを見せ、6対4とする。しかし、反撃もここまで。最後は守護神・平野投手がピンチをしのぎ、オリックスが2点差で何とか逃げ切った。

初戦は福岡ソフトバンクが制し、今日の試合はオリックスが勝利。明日はプロ初勝利を狙うドラ1右腕・山岡投手と、今季初勝利を目指す寺原投手が先発マウンドに上がる。両投手がどのような投球を展開し、どちらが2カード連続勝ち越しを手にするか。

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