4時間半を超える死闘を最後まで戦い抜いた両チーム。カード第2戦は引き分けに終わる

パ・リーグ インサイト

2018.6.27(水) 22:39

埼玉西武ライオンズ・中村剛也選手(C)PLM
埼玉西武ライオンズ・中村剛也選手(C)PLM

6月27日、メットライフドームで行われた埼玉西武とオリックスのカード第2戦。4時間半を超える熱戦は、両者ともに一歩も譲らない展開のまま、3対3の引き分けとなった。

埼玉西武・ウルフ投手は、オリックス打線を相手にゴロの山を築く。3回表には2死1,3塁のピンチを背負うも、変化球を多投し無失点で切り抜ける。対するオリックス・金子千尋投手も、得点圏に走者を進められるが、要所を三振で締めて無失点。序盤は両先発によってスコアボードに0が並べられた。

昨日と同じく、試合が動いたのはまたしても4回表だった。無死1塁から打席に向かった3番・ロメロ選手が高めに浮いた変化球を捉えると、快音を残した打球はライナーで左翼席に突き刺さる先制の13号2ラン。3試合連続となる一発で、オリックスが2点を先制する。

序盤から一転して、中盤は空中戦となった。5回裏、先頭の8番・中村選手が外角の直球を捉えると、打球は右翼席後方に届く2号2ラン。埼玉西武が点差を1点に縮める。しかし、オリックス打線も攻撃の手を緩めない。6回表、7番・T-岡田選手がバックスクリーンへ完璧な9号ソロを叩き込んで、再び2点リードとする。

7回裏に入ったところで、試合を再び動かしたのは中村選手だった。1死1塁から打席に向かうと、初球の真ん中に入った変化球を一閃。打った瞬間にそれと分かる打球は、そのまま左翼席中段に飛び込む2打席連続の3号2ランとなった。今季初の「おかわり」だったが、「打てて良かったです」と淡々と語った中村選手。かつての本塁打王の一発で埼玉西武が同点に追い付く。

両者ともに一歩も譲らない試合は、そのまま延長戦に突入。埼玉西武は9回から3イニングス連続で得点圏に走者を進めるも、あと一本が出ず無得点。対するオリックスも、10回、11回と好機を演出したものの、得点には至らなかった。12回は両チームともに走者を出すことができず、試合は3対3の引き分けで幕を閉じた。

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