注目のカード第2戦。勝負のカギを握るのは、ともに20代の「左の好打者」

パ・リーグ インサイト

2018.6.27(水) 09:32

埼玉西武ライオンズ・森友哉選手(C)PLM
埼玉西武ライオンズ・森友哉選手(C)PLM

メットライフドームで行われる埼玉西武とオリックスのカード第2戦。26日の試合では、堅実な試合運びを見せたオリックスが接戦を制する形となった。埼玉西武としては、2位・北海道日本ハムとのゲーム差が「1」となっただけに、何としてもカード負け越しは避けたいところ。

一方のオリックスは、3位・福岡ソフトバンクに1ゲーム差と完全に射程圏内に捉えており、このままの勢いでカード勝ち越しを決めたい。「1ゲーム差」というキーワードで両チームの思いが交差するカード2戦目の見どころとして、この試合の行方を左右する選手を紹介したい。

【今季対戦成績】
埼玉西武→5勝4敗、オリックス→4勝5敗

【埼玉西武】ウルフ投手 6試合、2勝1敗 28.2回、13奪三振、21失点 防御率5.97
【オリックス】金子千尋投手 10試合、3勝5敗 57.1回、41奪三振、25失点 防御率3.45

27日の先発は、埼玉西武がウルフ投手、オリックスは金子千尋投手が予定されている。ウルフ投手は、10日の前回登板で7回、106球、2失点と上々の投球を見せたが、惜しくも白星とはならず。約2週間ぶりの先発マウンドとなるが、持ち味の打たせて取る投球で相手を翻弄し、3勝目獲得といきたいところだ。

対する金子千尋投手は、14日の前回登板で7回途中2失点の好投を見せ、3勝目を手にしている。ただ、その2失点がいずれも本塁打によるものであることが唯一の不安材料だ。リーグ屈指の破壊力を誇る埼玉西武打線に対して、いかに長打を防ぐことができるかが勝負の分かれ目となってくるだろう。

打線からは、両チームともに左の好打者が調子を上げてきている点に注目したい。まずは埼玉西武・森選手だ。26日の試合では、チーム唯一のマルチ安打と気を吐いた。交流戦が終わって以降は5番に座り、そのバットで打線を力強くけん引している。26日は好機であと一本が出ない場面が目立っただけに、森選手の一打で打線に再び火をつけたいところだ。

オリックス打線では、吉田正選手に注目。26日の試合では、貴重な適時打を含む2安打の活躍を見せ、僅差での勝利を呼び込んだ。一方で、本塁打は13日の広島戦以降出ていないだけに、メットライフドームでの豪快なアーチにも期待したい。

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