パ・リーグ6球団のグッズショップを巡り、その魅力とイチオシアイテム、製作・運営の裏側を紹介する本企画。第3回は北海道日本ハムファイターズの本拠地・エスコンフィールドにやってきました。

◇ 第1回・第2回はこちら

　エスコンフィールドの旗艦店「FIGHTERS FLAGSHIP STORE」。広々とした1階は応援グッズのほか、お土産にも最適な北海道ならではのアイテムが並んでいます。

　まずは、新球場の開業を記念したお菓子をご紹介。「エスコンフィールド チョコクリームクッキー」（1,404円）は、球場の形をしたパッケージが特徴的です。食べた後も飾って楽しむことができるので、ぜひ試合観戦の思い出に。

　自然豊かな北海道の動物たちがグッズに登場しました。アイヌで守護神として崇められたシマフクロウ（3,400円）、近年大人気の「雪の妖精」シマエナガ（3,400円）、北広島市で化石が発見されているマンモス（6,300円）です。もふもふで、ころんとしたフォルムがなんとも愛らしい……フレップやポリー、B・Bの新しいお友だちにいかがでしょうか。

　そして、ファイターズの動物キャラといえば、昨年誕生した「しゃけまる」。ファイターズ スポーツ＆エンターテイメントで商品企画を担当する松橋和彦さんによると、10万匹以上のしゃけまるが“放流”されたのだとか。イヤリング（2,500円）、バレッタ（2,000円）といったアクセサリーも展開しており、その人気ぶりが窺えます。

　6月1日（木）まで開催されるイベント「大人のファイターズナイト」では、しゃけまる・きつねダンス誕生1周年を記念した特別演出が用意されているとのこと。イニング間には、スタンドにしゃけまるグッズが投げ込まれる「しゃけしゃけパレード」も実施されるようです。

ユニフォームのカスタマイズが可能な2階エリア　米ブランドと日本球界初のコラボも

　2階の「FIGHTERS LAB」は、ユニフォームにワッペンなどの圧着が可能なコーナーです。選手の愛称でつくるのもよし、ご家族や友人の名前を入れてプレゼントするのもよし。

　背番号や背ネームのほか、しゃけまるワッペン（1,300円）なども展開されているので、自由なカスタマイズをお楽しみください。

　FIGHTERS LABの隣では、アメリカ発祥のブランド「Baseballism」とコラボしたアイテムが販売されています。MLBでも人気の同ブランドとのコラボは日本球界初のこと。エスコンフィールドの建設にあたり、MLBの球場を視察した際に、Baseballismのグッズを頻繁に見かけたことがコラボ実現のきっかけのひとつになったそうです。

　Baseballismの象徴「フラッグマン」がデザインされたTシャツ（5,900円）はカジュアルな印象。ファイターズブルーが爽やかさを演出します。

ビンゴで新たな試合の楽しみ方を

「FIGHTERS AMUSEMENT STORE」では、「ファイターズビンゴ2023」を開催。ファイターズの選手によるプレーが、カードに書かれた内容と一致したら穴を開けていきます。

　カードの内容は「先制点」「代打でヒット」といったものから、「4-6-3ダブルプレー完成」のような細かいものまで。ビンゴを達成できるかどうかはその日の試合展開次第！　普段とは異なる角度から試合を楽しみ、選手のサイン入りユニフォームなど豪華景品をゲットしましょう。

グッズショップはワクワクする空間へ。担当者の思い

　店舗の運営を担当する、Fanatics Japan リテール部の築穴南美さんは「お客様にワクワクしていただける場所にしたいですし、毎回新しい発見をできるようにアップデートもしていきたいです」と、ショップへの思いを語りました。

　松橋さんも「球場の魅力が凝縮されたのがグッズショップだと思っています。この場所に来て、応援グッズを片手に、より一層試合観戦を楽しんでほしいです」とコメント。

　多くのファンが身に着けているきつね耳にしゃけまる、3,000～4,000件もの予約が入り、16日から一般発売された「成吉思汗バリン」。思わず手に取りたくなるグッズで注目を集める、ファイターズの今後の動向に注目です。

取材・文　高橋優奈

※商品価格は税込です。

◇ キッズ向けグッズが集まる「FIGHTERS FAMILY STORE」の様子はこちらから

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