5月14日、ベルーナドームで行われた埼玉西武と東北楽天の第9回戦は、5対0で東北楽天が勝利した。

　試合序盤は両先発による投手戦に。瀧中瞭太投手は4回まで相手打線を無安打無失点に抑える好投を見せるも、打線も隅田知一郎投手の前に1安打に抑えられる。

　試合が動いたのは5回表。1死から6番・フランコ選手が4号ソロを放つと、続く島内宏明選手、小郷裕哉選手に連続二塁打が生まれ、2点を先制する。7回表には、安田悠馬選手の2号2ランで4点差に突き放した。

　瀧中投手は味方の得点後も快投を続けると、打線は9回表にも1点を追加する。ノーヒットノーランをかけて9回のマウンドに上がった瀧中投手だったが、先頭の栗山巧選手に四球を与えると、1死1塁から代打・平沼翔太選手にライト前ヒットを許して降板。2番手・内星龍投手は、1死1、2塁のピンチを無失点で切り抜け試合終了となった。

　勝利した東北楽天は、先発の瀧中投手が8.1回123球1安打3四球9奪三振無失点の力投で今季2勝目をマーク。打線では、フランコ選手、安田悠馬選手が本塁打を放つ活躍を見せた。敗れた埼玉西武は、先発の隅田投手が6.1回3失点の粘投も、打線が振るわなかった。

　 １２３４５６７８９ 計
楽 ００００２０２０１ ５
西 ０００００００００ ０

楽 ○瀧中瞭太-内星龍
西 ●隅田知一郎-青山美夏人-ボー・タカハシ-田村伊知郎

文・波多野瞭平

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