走・攻・守で執念を見せる23歳。今度こそ楽天の投打はかみ合うのか

パ・リーグ インサイト

2018.6.17(日) 09:30

東北楽天ゴールデンイーグルス・田中和基選手(C)PLM
東北楽天ゴールデンイーグルス・田中和基選手(C)PLM

6月17日、楽天生命パークで行われる楽天と阪神のカード最終戦。16日の2戦目は楽天のエース・則本投手が136球の熱投を見せるも、9回表に痛恨の決勝打を浴びて連敗。カードの負け越しが決定した。相変わらず打線に元気がなく、投手陣に負担がかかっている楽天は、この最終戦で意地を見せられるか。見どころを挙げていく。

【今季対戦成績】
楽天→0勝2敗、阪神→2勝0敗

【楽天】美馬投手 8試合、0勝6敗 43.1回、26奪三振、28失点 防御率5.40
【阪神】才木投手 3試合、1勝1敗 12回、13奪三振、5失点 防御率3.75

楽天の予告先発・美馬投手は開幕から乱調が続いていたが、ここ3試合連続でクオリティ・スタートを達成。前回登板の広島戦では7回3失点の好投を見せた。しかし投打がかみ合わず今季未勝利のまま。復調してきた右腕に打線が応えられるかが、勝負の分かれ目となる。

楽天打線では、田中選手に注目だ。現在ブレイク中の若鷲は16日の試合の8回裏、バントをファウルにした際に打席にバットを叩き付け、感情を露にする場面があった。その後二ゴロで2塁の代走が走塁死するも、その隙に自身が2塁に滑り込んで今江選手の先制打へつないでいる。走攻守で輝きを放ち、勝利への執念も見える23歳。その身にかかる期待は大きい。

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