3月8日、PayPayドームで行われた福岡ソフトバンクと東京ヤクルトのオープン戦は、8対8で引き分けに終わった。
福岡ソフトバンクの先発は板東湧梧投手。初回にソロを被弾、2回表に1点を失うと、2死2塁から、ライナーが右手に直撃して緊急降板。あとを受けた笠谷俊介投手は流れを断ち切れず、青木宣親選手の2点適時打と自身の暴投で、2回までに5点を失った。
打線は2回裏、ホーキンス選手と栗原陵矢選手の連打で1死1、3塁の好機を演出。続く正木智也選手の併殺打の間に三塁走者が生還、さらにリチャード選手に1号ソロが生まれ、2点を返した。
4回表からはベテラン・和田毅投手が登板。2人のバットをへし折るなど圧巻の投球を見せ、打者7人と対戦した2イニングを23球でまとめた。その裏、和田投手の好投に応えるかのごとく、打線が奮起。2死2、3塁の好機でガルビス選手が右中間を破る2点適時二塁打を放ち、1点差へと迫った。
6回表には1死1塁から、上林誠知選手の2号2ランで逆転に成功。しかし8回表、セットアップとして登板した又吉克樹投手が粘り切れず同点に追い付かれた。
打線は直後の8回裏、リチャード選手らの安打で1死1、2塁とチャンスメイク。この場面で打席に立った育成の川村友斗選手は、1-1からの3球目を振り抜くと、あわや本塁打という適時二塁打を放ち、勝ち越しに成功した。
1点リードの9回表は甲斐野央投手が登板したが、4安打1四球で2失点。再びビハインドとなるも、9回裏に満塁の好機をつくり、2死から嶺井博希選手の押し出し死球でスコアは8対8に。続く川村選手は、右翼ポール際へ大飛球を放ったが惜しくもファウルとなり、最後は三振に倒れて試合終了。打っては14安打8得点も、投手陣が13安打8得点と課題を残した。
123456789 計
ヤ 140000012 8
ソ 020202011 8
ヤ 石川雅規-ケラ-石山泰稚-清水昇-田口麗斗-木澤尚文-成田翔-柴田大地
ソ 板東湧梧-笠谷俊介-和田毅-オスナ-古川侑利-又吉克樹-甲斐野央
文・輿水佑一郎
関連リンク
・試合詳細/動画
・和田毅が2回1安打0封! 4回表にはバットを2本へし折る
・【WBC前日会見】栗山英樹監督が大谷翔平の初戦先発&二刀流を名言
・ホークス「ピンクフルデー」入場者全員配布ユニデザイン決定!
・制作者に聞いた「1回表のウラ」の“ウラ” ホークス×TNC周年記念ドラマができるまで
記事提供: