福岡ソフトバンクホークスが球団創設85周年・ドーム開業30周年記念事業の一環として、開局65周年を迎えるテレビ西日本(TNC)と共同で制作する連続ドラマ「1回表のウラ」。全4話の初回放送日がいよいよ3月4日(土)に迫った。
TVドラマの制作は球団史上初。舞台はPayPayドーム、元ホークス選手の主人公が球団職員となって奮闘する物語で、現役選手も出演するなど話題性の高い同ドラマに多くのプロ野球ファンから期待の声が集まっている。
パ・リーグインサイトでは、放送開始前から盛り上がりを見せる「1回表のウラ」の球団担当者、またTNCの番組プロデューサーに、企画発案の経緯から、ドラマに込められた思い、制作秘話などさまざまなお話をうかがった。
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制作者に聞いた「1回表のウラ」の“ウラ” ホークス×TNC周年記念ドラマができるまで
今回は、気になるドラマのストーリーや主要キャストなどを紹介していく。
ストーリー
主人公は「戦力外通告」を受けた元プロ野球選手・関口(福山翔大)。関口は球団職員として、2023年のホークスの開幕戦セレモニーを任されることになった。
元選手としてのプライドが捨てきれない中、清美(吉本実憂)らと準備を進めるが、突然助っ人外国人が行方不明になったり、ハニーズ(ホークス オフィシャルパフォーマンスチーム)が内部分裂しそうになったり……次々と難題が降りかかる。
一方で、何年も音信不通だった父親・幸太郎(石橋凌)から突然連絡が入る。自分と母親のことを捨てたことを許せない関口に、何度も「会いたい」と伝える幸太郎。実は、幸太郎はホークスそしてドーム球場との間に深い関わりがあったのだ。
そして開幕戦当日、ベテラン花火師(カンニング竹山)と大喧嘩した弟子が仕事を放棄し、開幕戦セレモニーを飾る世界の歌姫「ミーユ」が、突然「歌いたくない」と言い出した……プレイボールまであと少し、無事に開幕できるのか!?
キャスト
福山 翔大さん(関口役)
今作主人公の関口(せきぐち)を演じる。関口は、7年間ホークスでプレーをしてきた元プロ野球選手。しかし戦力外通告を受け、球団職員として働くことに。そしてホークス球団創設85周年・福岡ドーム開業30周年の開幕戦のセレモニーのプロジェクトリーダーを担い、多忙な日々を過ごすなか次々と難題が降りかかってしまう。
福岡市出身の福山さんは、福岡にいた頃は年間30試合以上を球場で観戦し、今でも毎日チームの動向をチェックするほどのホークスファン。制作発表会見では「スーパーヒーローではなく、一度戦力外という挫折を味わった男が立ち直り這い上がっていくドラマ。人の温かさやぬくもりが詰まったドラマですし、ドームに足を運びたくなる作品だと思います」と話した。
撮影が始まってからは、戦力外通告を受けた関口を演じるうえで「もし自分が明日から芝居できないとなったらどんな感情になるか? と想像を膨らませた」とのこと。元選手としてのプライドが捨てきれない葛藤にも注目。
吉本 実憂さん(清美役)
関口と共に開幕戦のセレモニーを任される関口の後輩、清美(きよみ)を演じる。勝気な性格で、先輩である関口に対してズバッと物言うことも。開幕戦セレモニーを成功させるため関口と共に真っ直ぐ仕事に取り組むも、次々と難題が降りかかる。
北九州市出身で、2017年のタカガール♡デーと2018年の鷹の祭典で始球式を経験している吉本さん。制作発表会見では「多くの球団職員さんや裏方の皆さんがホークスを支えていて、ホークスの勝利によってそういう皆さんがまた支えられるというところに魅力を感じます。ドラマの中でも普段見ることができない景色や裏側を知ることができる熱い作品になっています」とPR。
また撮影中には「清美自身ホークスが大好きで球団職員になっているので、その熱量を意識して演じています」と語った。実際にホークスファンである吉本さんのホークス愛あふれる演技にも注目したい。
番組概要
▼キャスト
・福山翔大、吉本実憂、豊永阿紀(HKT48)、デビット伊東、カンニング竹山、石橋凌 ほか
・ホークスの監督・選手も出演!
藤本博史監督、柳田悠岐選手、今宮健太選手、牧原大成 選手
▼放送日時
・2023年3月4日(土)、11日(土)、18 日(土)、25 日(土)
・17:00~17:30(全 4 話)
▼放送局
テレビ西日本
▼スタッフ
脚本:木下半太(CRG)
音楽:松隈ケンタ(スクランブルズ)
演出:本田克哉(VSQ)
▼公式SNS
・Twitter:@1kaiomotenoura
・Instagram:@1kaiomotenoura
・番組公式HPはこちら
放送日時は全話、ホークスのデーゲームでのオープン戦終了後。最終話の1週間後に実際の開幕戦を迎え、ドラマと現実がリンクすることで、待ちに待った開幕戦当日への気持ちをより盛り上げてくれるような取り組みとなっている。ホークス球団創設85周年・ドーム開業30周年の記念すべきダブルアニバーサリーイヤーのスタートに大きな華を添える一大企画。開幕までのチームの動向と併せて、「1回表のウラ」をぜひ楽しんでほしい。
文・池田紗里
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