交流戦明けの4日間の中断も潰れ、地元福岡での完全オフは今日が最後?
交流戦4年連続の最高勝率を目指し、戦いを続ける王者福岡ソフトバンク。阪神、DeNAを相手に6連勝というスタートを切りながら、東京ヤクルト、中日にまさかの4連敗。10日に主砲・柳田悠岐が2打席連続本塁打、全5打点の活躍を見せて、ようやく連敗が止まった。ここまで交流戦7勝4敗の3位。9勝2敗で首位に立つ東京ヤクルトとは2ゲーム差となっている。ここからの残り試合で4年連続の偉業に挑むことになる。
パ・リーグでも現在3位の福岡ソフトバンク。30勝27敗の貯金3で、首位の埼玉西武を4.5ゲーム差で追いかけている。今季は主力選手に故障者が続出したこともあって、いつになく苦しい戦いを強いられているが、交流戦終盤、そしてオールスターブレイクまでには、過酷な日程も待ち受けている。
6月6日のヤクルト戦(神宮)を雨で流した福岡ソフトバンク。この試合は6月18日以降に組み込まれることとなっている。そのため、17日の広島戦(ヤフオクD)終了後に予定されていた4日間のブレイクも、移動日を含めて2日ないし3日は費やすことになる。
そして、ここからがなかなかに厳しい。交流戦明け最初のカードは敵地でのオリックス3連戦。ほっともっとフィールドで2試合、京セラドームで1試合を戦うと、そのまま沖縄へ移動。26、27日と那覇で北海道日本ハムと2試合を戦い、翌日に移動して29日から本拠地ヤフオクドームでロッテ3連戦。これを終えると、7月2日に青森へと移動して3日には弘前で楽天戦。4日に仙台へと移動し、5日に楽天生命パークで楽天戦を戦う。
6日には大阪に移動して、7日からオリックス2連戦。8日の試合を終えると東京に移動し、翌9日からは「鷹の祭典2018」の東京開催で、東京ドームで北海道日本ハムと2試合が組まれている。これが前半戦最後のカードとなり、オールスターブレイクに入る。見れば分かるように、オールスターブレイクまで地元・福岡で丸1日休める完全オフはきょう11日が最後となる。
14試合のうち、本拠地ヤフオクドームで戦うのは、3試合だけ。試合と移動を繰り返し、東京→大阪→沖縄→福岡→青森→宮城→大阪→東京と飛び回ることとなる。さらに、オールスター選出組は、この後に大阪、熊本へ転戦することとなる。
6月中一度も関東地方から出ることなく戦える首位の埼玉西武とは対照的な、厳しい日程。本拠地の土地柄、致し方ないところもあるが、怪我人続出で苦しんでいる福岡ソフトバンクは前半戦終えるまで、この過酷な日程とも戦わなければならない。
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