6月10日、マツダスタジアムで行われた広島と楽天のカード最終戦。9日の2戦目ではエースの力投に打線が応えられず、2連敗を喫した楽天。10日は、開幕からここまで苦しんでいた美馬投手が先発し、7回を投げて無四死球3失点の好投を見せたものの、打線が5安打に抑え込まれ、0対3で同一カード3連敗となった。
試合は終盤まで、広島・九里投手、楽天・美馬投手の両先発による投手戦だった。6回までスコアボードには0が刻まれ、両打線は走者こそ出すものの、なかなか3塁まで進めず。5回の嶋選手の右安打が楽天打線の初安打となったが、それも得点には結び付かない。投手優位のまま、テンポよくゲームは進行していった。
ようやく試合が動いたのは7回裏だった。広島打線を4安打無失点に抑えていた美馬投手が、西川選手から先制の3ランを浴びる。試合終盤で3点リードを握られ、何とか反撃したい楽天だったが、最後の攻撃となった9回も無得点。今カード総得点1点という深刻な打撃不振から抜け出せないまま、完封負けを喫した。
広島と楽天の交流戦最終戦は、3対0で広島が勝利した。楽天は先発の美馬投手が7回3失点と十分に試合を作り、後を受けた高梨投手も無失点でつないだが、打線が5安打無得点。またも投手陣を見殺しにする形で、同一カード3連敗となった。
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