11月14日に今シーズンの三井ゴールデン・グラブ賞が発表された。パ・リーグの外野手部門で選ばれたのは、千葉ロッテ・高部瑛斗選手(初選出・178票)、東北楽天・辰己涼介選手(2年連続2回目・175票)、オリックス福田周平選手(初選出・79票)の3名。3選手以外にはどのような選手に票が入れられたのか。外野手部門の4位以下の選手たちを紹介する。
柳田悠岐(福岡ソフトバンク・69票)
柳田悠岐選手は2014年にゴールデングラブ初受賞を果たすと、持ち前の強肩と高い身体能力で数々の好プレーを披露し、2021年までに6度同賞を受賞した。今季は指名打者での出場も多く、外野手としての試合数は84試合にとどまったが、強肩は健在。好返球でファンをざわつかせたシーンもあった。
西川遥輝(東北楽天・66票)
西川遥輝選手は2017年に初受賞し、2020年まで4年連続で受賞。自慢の足を生かした広い守備範囲で多くのピンチを救ってきた。新天地に移籍して迎えた今季は、リーグトップとなる10捕殺を記録。正確な送球で多くのアウトを奪った。
島内宏明(東北楽天・41票)
島内宏明選手は2016年から2022年まで7年連続で守備の規定試合数をクリア。今季は最多安打と昨季に続き打撃で存在感を示す一方で、自身3度目となるシーズン守備率10割を記録した。ゴールデングラブ受賞歴はないものの、堅実な守備でチームを支えている。
荻野貴司(千葉ロッテ・36票)
荻野貴司選手は2019年に自身初の規定打席に到達し、その年にベストナイン、ゴールデングラブ賞を初受賞。昨季は全試合に外野手として出場すると、エラー0と安定した守備で2度目の受賞となった。今季はケガもあり89試合の出場にとどまったが、持ち味である俊足と積極性で数多くのファインプレーを生んだ。
ほかにも期待の若手たちに票が集まった。今季自己最多となる107試合に出場した福岡ソフトバンク・柳町達選手は、97試合で無失策と安定感ある守備でも貢献。埼玉西武の辻発彦前監督からも守備を評価されていた愛斗選手や、外野全ポジションに加えファーストも守ったオリックス・中川圭太選手も投票された。来季は彼らのさらなるブレイクに期待したい。
また、今季は受賞者なしと悔しい結果になった北海道日本ハムからも2選手を紹介。首位打者を獲得した松本剛選手は、シーズン途中のケガもあり指名打者での出場も多かったが、リーグ4位の7捕殺を記録した。万波中正選手は、持ち味である強肩で存在感を放った。来季は北海道日本ハムの選手から受賞者は出るか。
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