勝負どころの被弾が効いた。埼玉西武の連勝ストップ

パ・リーグ インサイト

2018.6.9(土) 21:47

埼玉西武ライオンズ・森友哉選手(C)PLM
埼玉西武ライオンズ・森友哉選手(C)PLM

6月9日、東京ドームで行われた巨人と埼玉西武のカード2戦目。シーソーゲームの様相を呈した試合は、3ラン2本で埼玉西武を突き放した巨人が、8対5で勝利。埼玉西武の連勝は4でストップし、交流戦6試合はセ・リーグが全勝した。

初回、埼玉西武打線は2四球で1死1,2塁の好機を迎えるも、決定機を生かせず。そしてその裏、先発・多和田投手が岡本選手に先制打を許す。1点を追う3回裏も、同じく岡本選手の一打で追加点を奪われ、試合序盤で2点のリードを握られてしまった。

しかし4回表、5番・外崎選手が「東京ドームでアップルパンチ!」と反撃の一発をかっ飛ばして1点差とすると、6回表、1死から4番・山川選手、5番・外崎選手が2連打で2,3塁の好機を作る。そしてここで6番・森選手が同い年の巨人・田口投手が投じたインコースの直球を、巧みにさばいて適時二塁打。スコアは埼玉西武リードの3対2となった。

ところが7回裏、続投の多和田投手が坂本選手から3ランを被弾する。8回表に7番・中村選手の今季1号弾でまたも1点差に迫るものの、その裏、今度は2番手・平井投手が阿部選手から3ランを浴びた。4対8と一気に引き離され、試合の流れは完全に巨人のものに。

9回表、先頭の浅村選手が初球から意地の一発を放ったが、それ以上の反撃は叶わず。巨人と埼玉西武のカード2戦目は巨人が8対5で勝利。埼玉西武の連勝は4でストップした。

埼玉西武打線は3本塁打を含む8安打5得点と奮起したものの、先発・多和田投手が「一発を打たれてはいけないところで打たれてしまいました」と語る7回5失点という結果。2番手の平井投手は1死も奪えず3点を失うなど、ここのところ懸念していた投手陣の不安定さが露呈した試合となった。

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