内野守備のわずかな穴をねらうセーフティーバント。打者の技術・走力はもちろん、懸命なプレーを見せる守備陣との攻防も見どころだ。「パーソル パ・リーグTV」公式YouTubeチャンネルでは、「【極上コロコロ】セーフティーバント『絶妙王』まとめ」と題し、2022年のセーフティーバントを特集している。
今回は、動画の中から3つのプレーをピックアップ。走力自慢が見せる鮮やかなバントから、見ているこちらも意表を突かれるものまで、印象的なセーフティーバントをご覧いただきたい。
主砲・杉本裕太郎の奇襲。味方にも予想外のセーフティーバント(1:15~)
まずは、首脳陣すら驚かせた杉本裕太郎選手のバントから。杉本選手のバントは小フライとなるも、投手と捕手の間にポトリと落ちる。平井克典投手も捕球後すぐさま送球する好フィールディングを見せたが、それよりも早く杉本選手が一塁を駆け抜けた。前年に本塁打王を獲得した主砲の意外な選択に、中嶋聡監督もベンチで笑いをこらえるような様子を見せていた。
ライン際ギリギリに残す一打。川越誠司が見せた技ありバント(2:28~)
川越誠司選手は、絶妙なセーフティーバントを披露した。やや強めに三塁線へと転がした打球はラインとほぼ平行に転がりながら勢いを弱めていき、駆け寄ってきた三塁手、捕手、塁審が見守る中、フェアゾーン内にとどまった。ライン際ギリギリを狙った、「技あり」の一打だ。
まさに王道。福田周平の走力が感じられるセーフティーバント(3:21~)
最後に、福田周平選手のセーフティーバントを紹介する。無死走者なしから三塁方向へとバントすると、一塁へヘッドスライディング。送球をわずかに上回り、内野安打を勝ち取った。俊足を生かした、まさにお手本のようなバントと言えるだろう。別の試合では、投手・二塁手の逆を突いて悠々と一塁へと到達する、技術の詰まったセーフティーバントも披露している。
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