【プロ野球チアになろう#2】オリックス公式ダンス&ヴォーカルユニット「BsGirls」編

パ・リーグ インサイト

グラウンドでのパフォーマンスの様子
グラウンドでのパフォーマンスの様子

 オリックス・バファローズは、球団公式ダンス&ヴォーカルユニット「BsGirls(ビーズガールズ)」の新メンバーオーディション「BsGirls Audition 2023」の開催を発表。オリジナル楽曲を使用した、新たなベースボールエンタテインメントスタイルでオリックス・バファローズを盛り上げる新メンバーを募集している。

 球場におけるメインコンテンツは、言うまでもなく試合そのものだが、試合が行われている時間以外も球場に足を運んだファンが楽しめるよう、各球団さまざまな努力を重ねている。そのうちのひとつ、“球団チア”は試合日の球場内外を盛り上げるのはもちろん、チームがより地域に根付くよう、試合がない日やオフシーズンも各所で活動を行うなど、今やなくてはならない存在だ。

 パ・リーグインサイトでは、パ・リーグ6球団のチアチーム、ダンスチームの2023年度新メンバーオーディション開催にあたり、各球団の担当者にインタビュー。担当するチームはどのようなチームなのかお聞きしたほか、オーディションでは具体的にどのような人材を求めているのかなどさまざまなお話をうかがった。

 プロ野球チアになりたい! と志す方はもちろん、得意のダンスやヴォーカルで新たな挑戦がしたい、夢に挑戦してみたい、そんな想いを抱くあなた。“プロ野球チアの世界”をちょっと覗いてみませんか……?

ダンスとヴォーカルでの応援スタイルは球界唯一。幅広い活動はCDリリース、ワンマンライブ開催も

これまで発売したCDのジャケット
これまで発売したCDのジャケット

 2023年、節目となる10年目のシーズンを迎えるBsGirls。この連載では“プロ野球チア”と一括りにしてしまっているが、BsGirlsはオリックス・バファローズとエイベックスのコラボにより誕生した、球界初となる「ダンス&ヴォーカルユニット」だ。

 今回お話をうかがった、オリックス野球クラブ 事業企画部 イベント・運営グループの水島亜由美さんは「他球団とは違った応援の仕方ができていると思います」と話すように、チームの中にヴォーカリストとパフォーマーが存在し、バファローズへの想いを込めたオリジナル楽曲を歌い、踊り、球場を盛り上げる球界唯一の応援スタイルとなる。

「君の笑顔 守りたくて どんな日も応援してるよ 君の笑顔 見届けたくて またこの球場(ばしょ)へ集まるよ 全員でWおう!! 何度も」【「Big smile」より】
「WELCOME TO BALL PARK 共に 夢を追い続けて 僕たちにとっての輝くステージへ」【「HERO」より】

 このように、歌詞の中にオリックス・バファローズ2022年キャッチフレーズ「全員でW(笑)おう!!」が入っているなど、オリジナル楽曲はファンに向けたメッセージや、選手たちにエールを送る内容で作られており、中にはメンバーが作詞した楽曲もある。

 結成年の2014年から毎年CDをリリースし、数多くのワンマンライブも成功させてきた。「プロ野球のオンシーズン・オフシーズン関わらず1年通して活動できる点は、BsGirlsならではの強みだと思います」と水島さんが言うように、球場を飛び出し幅広く行う活動が特徴のチームと言える。

シーズンの中で印象に残ったメンバーの笑顔。笑顔の理由は「たぬきダンス」

たぬきダンス用の耳としっぽをつけたメンバー
たぬきダンス用の耳としっぽをつけたメンバー

 2022年シーズンは新メンバー4名、継続メンバー10名の全14名で活動。長年チームを支えてきたリーダー卒業後の新体制の構築や、変わりゆくwithコロナとの向き合い方の中での活動方法など、多くの場面で「変化」を求められた。変化に戸惑うメンバーたちと何度も話し合いを重ね、徐々に新しいスタイルを作っていったシーズンだったと言う。

 そんな模索を続けるようなシーズンの中で、水島さんが印象に残っていることは「クール」「カッコイイ」というBsGirlsが築くイメージとは真逆の「たぬきダンス」だった。

「今季で印象に残っていることは「たぬきダンス」です。ありがたいことに多くのメディアやSNSで取り上げていただいたおかげで『久しぶりの友人からも連絡がきました!』とうれしそうに報告してくれたメンバーの笑顔が忘れられません。表舞台に出る機会がぐっと減り、なかなか思うような活動ができていませんでしたが、やっと少し日の目を浴びることができ、喜ぶ姿を見られてうれしかったです」

「たぬきダンス」はそのゆる可愛さが話題を呼び、パーソルパ・リーグTV公式YouTubeチャンネルでは現在約99万回再生されている。

節目となる10年目。チーム・ファンと共に歩んでくれる方を募集!

グラウンドでのパフォーマンスの様子
グラウンドでのパフォーマンスの様子

いよいよ募集開始となった2023年シーズンの新メンバー。求める人材像はどのような女性なのだろうか。

「BsGirlsのイメージに合ったクールなビジュアル、カッコイイパフォーマンスを求めています。『野球に詳しくないけど受けてもいいの?』といった質問をよくいただきますが、最初は知らなくても大丈夫です!活動している内に野球を知り、必ずオリックス・バファローズを好きになります。また、BsGirlsはチームとファンをつなぐ存在であるため、自分のパフォーマンスで「応援したい」「元気を届けたい」「勇気づけたい」といった気持ちがあると、よりうれしいですね。チーム・ファンと一緒に歩んでくれる人を募集します」

 オーディションは、ヴォーカル部門・パフォーマー部門があり、両方のエントリーも可。二次審査ではファン投票も行い、その投票数も考慮した上で合格者を決定すると言う。

 受験者の服装やヘアメイクについては「ビジュアルやパフォーマンスがBsGirlsのイメージに合っているか?が、かなり重要な審査ポイントとなりますので、当日は身体のラインがよくわかる服装で参加していただけるとうれしいです。また、メイクはあまり濃すぎるよりほどほどに仕上げていただいた方がいいかと思います」と、アドバイスをいただいた。

 最後に、BsGirlsとして活動していくうえで、もっとも大切にしてほしいマインドをお聞きした。

「球団とファンをつなぐ架け橋であることを常に意識して活動してほしいです。自分のファン(=BsGirlsファン)が増えることは球場への来場につながり、球団にとっても自分にとっても大きな財産となっていくので、活動中もビジュアルやパフォーマンススキルを磨き続けてもらえたらと思います」

 悲願のリーグ優勝2連覇を果たしたオリックス・バファローズ。チームがさらに勢いづくようなパフォーマンスでファンや球場を盛り上げてくれることを、2023年シーズンも期待している。

 水島さんは「合格すると、エイベックス所属となり芸能界に直結していることからパフォーマンス力がさらに磨かれ、SNS活用スキル・発信力を身に着けたりと自分の能力を大きく向上させることができます。球団やファンへの想いが詰まったたくさんの曲を毎年CDリリースし、チャレンジ精神が強い方は作詞や作曲に携わることもできる環境です。また、オフシーズンに開催するワンマンライブは基本的にメンバーが構成や演出を考えているので、終わった後には大きな達成感も味わえます。迷いや不安がある方も、まずは勇気をもって第一歩を踏み出し、ぜひエントリーしてください!」とPR。新メンバー募集期間は、11月11日(金)まで。詳細はこちら

文・池田紗里
掲載写真・全てオリックス野球クラブ提供

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