◇福岡ソフトバンク対千葉ロッテ 第22回戦(24日・PayPayドーム)
今季限りでの現役引退を表明している福岡ソフトバンクの明石健志選手が、7回裏に代打で出場。現役最終打席で安打を放ち、本拠地につめかけたファンの前で有終の美を飾った。
試合終了後に開催された引退セレモニーでは、明石選手のプロ19年を振り返る映像が映し出された他、王貞治会長、工藤公康前監督らによる花束の贈呈、歌手のMs.OOJAさんによる登場曲「Be…」の生歌唱が行われ、場内は温かい拍手と涙に包まれた。
以下、引退セレモニーでのコメント全文。
「まずはじめに、このような引退試合、引退セレモニーを企画していただき、本当にありがとうございます。18歳からプロの世界に入って、初めてプロ野球選手を見たときには本当にプロでやっていけるのかなと思いました。
でも良い指導者に恵まれ、素晴らしい先輩、後輩、同級生に恵まれて、ここまでやってくることができました。王会長を始めとする監督、選手、スタッフのみなさん、そして家族、親戚、知人、、、ちょっと緊張しています。すみません。
本当に喋るのが下手なので、あまり上手いことは言えないんですけど。(言葉に詰まる)本当に19年間やれたのは、僕の力なんて全然なくて、先輩だったり、監督だったり、コーチだったり、そういう人が助けをたくさんしてくれたので、19年間できました。
そして妻には本当に迷惑をかけて、いつも寄り添ってくれていて、このプロという険しい道を一緒に歩んでくれました。まだ子どもが小さいのに、大変なのに、バランスの良い食事だったり、本当に尽くしてくれました。本当にありがとう。
言いたいことが全然言えなくて、でも今日の試合とかでも、この緊迫した優勝争いの中で、後輩たちが楽しそうに結果を出して、本当に誇らしく思いましたし、こみ上げてくるものがすごいありました。ファンのみなさまにも本当に熱い声援をいただき、本当にありがとうございます。(再び言葉に詰まる)
いや、緊張します。本当にめちゃくちゃにしてすみません。でも本当に19年間幸せなプロ野球人生でした。本当にありがとうございました」
◇明石健志選手 通算記録
1008試合 2894打席 648安打 17本塁打 213打点 93盗塁 打率.252
文・東海林諒平
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