6月5日、甲子園で行われた阪神とオリックスのカード初戦。投手戦の様相を呈した試合は、オリックスが4投手のリレーで1点リードを守り切り、3対2の僅差で勝利した。
1回表、オリックスは5番・小谷野選手の適時二塁打で1点を先制すると、先発・アルバース投手が初回を3者連続三振に切って取る完璧な立ち上がり。しかし4回裏、ここまで無失点に抑えていたアルバース投手が、3連打を浴びて2失点。1対2と逆転を許してしまう。
ただ、直後の5回表、2死から3番・吉田正選手が9号ソロを放って同点に追い付くと、4番・マレーロ選手が勝ち越しの10号ソロをかっ飛ばす。和製・外国人大砲による2者連続本塁打で、阪神の先発・メッセンジャー投手を相手に3対2と逆転に成功した。
3点の援護をもらったアルバース投手は、7回途中2失点で降板。黒木投手が2番手として登板する。右腕は自ら招いたピンチを無失点で切り抜け、8回は山本投手が3番手のマウンドへ。19歳が阪神打線を3者凡退で終わらせると、9回は守護神・増井投手が締めてリーグトップの15セーブ目。試合は3対2でオリックスが阪神に勝利し、3連勝を飾った。
現在4カード連続で勝ち越し中のオリックス。明日の試合でも勝利を収め、貯金生活をさらに余裕のあるものとしたい。
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