昨夜の開幕戦は3年連続でBクラスに沈む埼玉西武が昨年の王者・北海道日本ハムを8対1で破る結果となった。このまま今日の試合も制して勢いに乗りたい埼玉西武は、生涯の伴侶を得たことでこれまで以上の活躍を期する野上投手が2戦目のマウンドへ。一方、本拠地での開幕カード3連戦で絶対に勝ち越したい北海道日本ハムは今年のWBCメキシコ代表にも選ばたメンドーサ投手がマウンドに上がった。

初回はともに得点圏に走者を進めるも、無得点。2回も得点が入らず、迎えた3回裏。北海道日本ハム・西川選手が埼玉西武・野上投手の6球目、甘く入ったスライダーを強振。打った瞬間にそれと分かる一発を放ち、北海道日本ハムが先制に成功。その後、大谷選手のフェンス直撃二塁打と近藤選手の適時打で1点を加え、2点を先制する。

反撃を見せたい埼玉西武は4回表、栗山選手が四球を選ぶと、失策などが絡み1死満塁に。ここで打順は9番のルーキー・源田選手にまわり、結果はショートゴロながらもその間に栗山選手が生還し、1点を返す。

5回表、北海道日本ハム・メンドーサ投手が突如乱れる。1死から埼玉西武・浅村選手に安打を許すと、その後、2人に死球を与えて満塁とする。しかし、後続を打ち取り何とか無失点で凌ぐと、その後の攻撃で好機を生み、6番・レアード選手の犠飛で1点を追加。3対1と点差を広げていく。

6回以降は両先発がともに救援陣にスイッチ。北海道日本ハムの宮西投手、増井投手や、埼玉西武の牧田投手などWBCで世界を相手に戦った投手達が揃って無失点投球。その後も試合は動かず、北海道日本ハムが2戦目で今季初白星を挙げた。

昨夜の試合は見せ場なく、本拠地で敗戦を喫した北海道日本ハムだが、今日の試合では堅実な試合運びで接戦を制した。今季は王者として球団史上初の2年連続日本一を目指すことになるが、今日は”らしさ”が見られた試合となった。