9月1日、PayPayドームで行われた福岡ソフトバンクと千葉ロッテの第20回戦は、7対0で千葉ロッテが勝利した。
千葉ロッテの先発は美馬学投手。初回、2回裏と走者を出しながらも無失点で抑えると、3回以降はテンポの良い投球を披露。3回裏から2イニング連続で3者凡退に抑えるなど尻上がりに調子を上げ、変化球主体のピッチングで7回を投げ切った。7回117球3安打3四球4奪三振無失点で、救援陣に後を託す。
一方の打線は2回表、井上晴哉選手の4号ソロで先制に成功する。さらに3回表、連続四球で1死1、2塁の好機をつくると、中村奨吾選手に三遊間を破る適時打が生まれ、1点を追加。なおも2死1、3塁から、井上選手が走者一掃の適時二塁打を放ち、4対0と突き放した。
9回表には、2死2塁から高部瑛斗選手の適時打で1点を加える。さらに、続く中村奨吾選手にダメ押しとなる10号2ランが生まれ、試合を決定づけた。後を託された救援陣は、8回裏を東條大樹投手が3者凡退に抑えると、9回裏は廣畑敦也投手が登板。走者を出しながらも無失点に抑え、試合を締めた。
勝利した千葉ロッテは投手陣が好投。先発・美馬投手が7回無失点の好投を披露すると、救援陣も無失点リレーでリードを守り切った。打っては、井上選手と中村選手が2安打1本塁打3打点の活躍で勝利に貢献した。
一方敗れた福岡ソフトバンクは、打線が沈黙した。ホームが遠く、8月29日の試合から26イニング連続無得点。増田珠選手が2安打の活躍だった。
123456789 計
ロ 013000003 7
ソ 000000000 0
ロ ○美馬学-東條大樹-廣畑敦也
ソ ●レイ-甲斐野央-尾形崇斗
文・谷島弘紀
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