6連勝に「選手が頑張ってくれているおかげ」
3日、福岡ソフトバンクは横浜DeNAに3連勝して、交流戦は6戦負けなしの6連勝。チームの貯金も6に伸ばした。
松田宣浩が左右に打ち分ける2本のソロ弾、上林誠知は3戦連続となる効果的な2ラン。合計6本の本塁打と両軍で23安打の乱打戦を制して、福岡ソフトバンクが6連勝を飾った。
この日、松田の3番起用を提言したのは工藤公康監督自身だった。「今宮くんを今後のことを考えて休ませたいというのもあった」という工藤監督は、それを踏まえて打順を考えたという。
「今日は攻撃的にいきたいというのもあったので、松田くんが昨日いい感じで(ヒットを)3本打ってくれたので3番にしよう、ということにしました」
その3番起用が大当たり。効果的なソロ本塁打2本とヒット1本で、2日続けての猛打賞2打点の活躍だ。工藤監督は「見事なホームランだったと思います。彼のいい時は逆方向に大きな打球が飛ぶので、しっかり振れていると思います」と起用に応えてくれた松田を称えた。
3戦連発の上林には「毎日集中力をもってやってくれている」
さらに、3戦連発の上林と5回から横浜DeNA打線を抑えきったリリーフ陣については、ともに「集中」というキーワードを使って振り返った。
「上林くんは毎日集中力をもってやってくれているし、左投手にも向かっていっている。調子がいいと思うし、集中力があると思います。リリーフ陣も自分の力をしっかり出して集中して役割を果たしている。(リリーフ陣は)何とか休みを与えられるように考えていきたいと思います」
同じ「集中」という言葉を使っても、先発の武田翔太については「いい時も悪い時もあるけど、ダメな時ほどもっともっと集中して自分のピッチングをしてほしい。次は取り返してほしいですね」と、自ずと話す時の表情は厳しくなった。
交流戦に入って負けなしの6連勝。指揮官は「とにかく選手たちが頑張ってくれてるおかげ。明後日からもみんなで1つになって頑張っていきます」と、ビジター6連戦に向けて気合を入れ直した。
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