侍・近藤健介、「本塁打を打つ選手はいっぱいいるので」“WBC仕様”新打法で再びつなぎ役徹する

スポーツ報知

日本ハム時代の同僚・大谷(右)と話す近藤

 第17回は2大会連続選出のソフトバンク・近藤健介外野手(32)。前回大会では全試合に大谷の前を打つ2番・右翼として出場し、世界一に欠かせない存在となった。日本が誇る打撃職人はこのオフ、直球への対策として打撃フォームを変更。速球派が多くそろうWBCへ、今大会もつなぎ役を担う覚悟を明かした。自身は主要国際大会3連覇中。“優勝請負人”が攻守ともフル回転する。(取材・構成=森口 登生)

 23年大会は全7試合に「2番・右翼」で出場し、打率3割4分6厘、出塁率5割。必要不可欠なつなぎ役として、世界一に貢献した。

 「すごい経験をさせてもらったので、またあの景色に立てるように」

 昨季は腰の手術を受けるなど負傷も重なり、出場試合数は3年ぶりに2ケタ(75)止まり。その中で、再び出場を決意した。

 「もうおなかいっぱいだなと2年間ぐらい思っていた。去年1年、(監督の)井端さんに体の状態などいろいろ聞かれるうちに、出場して、日本の連覇に貢献したいという思いになってきた」

 このオフは、上体を高く保つ打撃フォームに改造した。高めの直球への対策と、速球をより近いポイントで捉えるため。WBCを控える中でも、迷いはなかった。

 「よりいいものだと思ってやっているので。そこまですぐに(全て形になる)とも思っていない」

 「結果を出せる準備を」と臨んだ宮崎合宿では、「感じは悪くない」と新打法に手応えをつかんだ。160キロ超の直球と、スプリットとシンカーの中間球「スプリンカー」を操る米国代表右腕との対戦も心待ちにする。

 「(米大リーグ・パイレーツの)スキーンズ投手なんかは見ていてもごっつい球投げていますし、警戒というより打席に立って肌で感じたい」

 2月22日のソフトバンクとの壮行試合(サンマリン宮崎)からこの日のオリックス戦まで5試合連続で「1番」でスタメン出場した。23年に本塁打と打点の2冠に輝いた打撃力を誇るが、今大会は再び打線のつなぎ役に徹する構えだ。

 「当然、(大谷)翔平中心の打線になってくる。打点を稼ぐ、本塁打を打つ選手はいっぱいいるので、出塁、つなぐというところで自分の持ち味を出していきたい。(大谷の直後を打つことになったら?)それは全力で断ります(笑)」

 日本ハム時代の同僚でもあるドジャース・大谷と、再び共闘することになる。また、Rソックス・吉田正尚とは同じ93年生まれ。前回大会経験者として、グラウンド内外でメジャー組とNPB組との架け橋にもなる。

 「その役割は誰かがやらないといけないし、大事。メジャー組も来てくれて心強いですし、NPBはNPBで、代表して頑張りたいなと思うし。最初はよそよそしいと思いますけど、終わる頃には最高のチームになっていたらいいなと思います」

 現在、19年プレミア12、21年東京五輪、23年WBCと主要国際大会では自身3連覇中。“負けない男”がチームを歓喜へと導く。=終わり=

 ◆近藤 健介(こんどう・けんすけ)1993年8月9日、千葉市生まれ。32歳。修徳中(東京)から横浜高(神奈川)に進学し、11年ドラフト4位で日本ハム入団。22年12月にFAでソフトバンクへ移籍し、初年度には26本塁打、87打点で打撃部門2冠を達成。通算成績は1361試合で打率3割7厘、646打点、107本塁打。171センチ、87キロ。右投左打。年俸5億5000万円。既婚。

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