一発攻勢を継投で耐えしのぎ、「熱男」も2アーチ。ホークスが交流戦無傷の6連勝

パ・リーグ インサイト

2018.6.3(日) 16:34

福岡ソフトバンクホークス・松田宣浩選手(C)PLM
福岡ソフトバンクホークス・松田宣浩選手(C)PLM

ここまで交流戦無傷の5連勝。昨年の日本シリーズの再現となった対戦だったが、王者が一昨日・昨日と圧倒。この日は横浜DeNAの一発攻勢で接戦となるも、福岡ソフトバンクが意地の継投で耐えしのいだ。

福岡ソフトバンク先発・武田投手は27日の前回登板で7回途中5失点と崩れて黒星。今日こそ真価を見せたいところだったが、初回から直球の制球が定まらず、2死から4番・筒香選手に低めの直球をバックスクリーンへ運ばれ2点の先制を許す。

しかしその裏、2死1,2塁の好機でデスパイネ選手が3塁線を破る反撃の一打。続く2試合連続本塁打中の上林選手も中前へはじき返す適時打で、試合を振り出しに戻す。さらに2回には高谷選手・西田選手の連打で勝ち越し。背番号18の奮起を促す。

そして3回裏、昨日スタメンに復帰後すぐに結果を出した松田選手が、バックスクリーン脇へ運ぶ11号アーチ。「熱男」のコールにヤフオクドームも沸き立つと、今度は1死1塁から上林選手が3試合連続となる6号2ラン。リードを4点に広げ、福岡ソフトバンクが試合の主導権を握るかに見えた。

しかし4回表、武田投手はまたも制球が乱れたところを狙われ、柴田選手にソロ、そして神里選手に2ランと2本のアーチ。1点差に詰め寄られてしまうと、5回から工藤監督はバッテリーを武田-高谷コンビから岡本-甲斐コンビにスイッチ。その後も小刻みな継投で1点のリードを守り抜く。

すると7回裏、この回先頭の松田選手がライトへ運ぶこの日2本目の12号アーチ。リードを2点に広げた「熱男」のコールが、再びヤフオクドームにこだまする。

その後はリーグトップの登板数を誇る加治屋投手が8回、森投手が9回を無失点で締めて試合終了。先発の武田投手を含め7投手の継投でリードを守り抜いた福岡ソフトバンクは、交流戦に入って無傷の6連勝。明後日からの対東京ヤクルト、中日と続くセ本拠地6連戦でも、この流れは簡単に止まりそうにない。

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