8月16日、札幌ドームで行われた北海道日本ハムと東北楽天の第17回戦は、2対1で東北楽天が勝利。

　東北楽天の先発は、則本昂大投手。初回に近藤健介選手の5号ソロで先制点を許すも、2回裏を無失点で切り抜けると、3回裏も3者凡退に切って取り、見事な立ち直りを見せる。追い付きたい打線は4回表、先頭の島内宏明選手の二塁打などで2死2、3塁の好機をつくると、太田光選手が適時二塁打を放ち、2対1と逆転に成功。

　頼もしい援護を受けた則本投手は、4回裏をしっかり無失点に抑えると、5回裏も力強い投球で相手打線を3者凡退に封じる、流石の投球を披露。クリーンナップを迎えた6回裏も反撃をしのぎきると、続く7回裏も淡々とアウトを積み重ね、マウンドを後に託す。

　1点のリードを守り切りたい東北楽天は、2番手・西口直人投手が8回裏に2死2塁の場面をきっちり抑えると、最終回は守護神・松井裕樹投手が登板。2死1塁出塁を許したが、最後は空振り三振で締めて2対1で試合終了。

　勝利した東北楽天は、先発の則本投手が7回5安打1四球6奪三振1失点の快投を見せ、6月28日のオリックス戦以来となる7勝目をマーク。打線では、女房役の太田選手が2安打2打点の活躍を見せ、攻守にわたって大きく貢献した。

　一方敗れた北海道日本ハムは、先発・根本投手が7.1回6安打1死球4奪三振2失点の好投を見せるも、打線が相手投手リレーの前に散発に終わった。なお、松本剛選手が7月19日のオリックス戦以来となるスタメン復帰を果たしている。

　 １２３４５６７８９ 計
楽 ０００２０００００ ２
日 １００００００００ １

楽 ○則本昂大-西口直人-S松井裕樹
日 ●根本悠楓-吉田輝星-北浦竜次

文・村井幸太郎