8月14日、ZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテと北海道日本ハムの第16回戦は、8対3で北海道日本ハムが勝利した。
北海道日本ハムは1回表、2死1、3塁のチャンスをつくるとダブルスチールを仕掛けて、三塁走者の近藤健介選手が生還。幸先よく先制に成功。先発の加藤貴之投手は、1回裏に荻野貴司の4号先頭打者本塁打で失点するものの、2回裏は3者連続三振を奪うなど、ストライク先行の投球で試合の流れをつくっていく。
打線は3回表に、上川畑大悟選手の安打などで2死2、3塁とすると、今川優馬選手が2点適時二塁打を放ち、勝ち越しに成功。さらに、万波中正選手の適時二塁打で千葉ロッテ先発の小島和哉投手をノックアウト。スコアを4対1として序盤に主導権を握った。
打線の援護を受けた加藤投手だったが、3回裏に1死1、2塁のピンチを招くと、失策も重なり1点を返される。4回裏にも1死2、3塁と一打同点のピンチを迎えるが、後続を打ち取り切り抜ける。加藤投手は6回83球8安打1死球5奪三振2失点(自責点1)の粘投でマウンドを後にした。
打線は7回表に佐藤龍世選手が適時二塁打を放ち、貴重な1点を加える。さらに8回表にも、谷内亮太選手と近藤健介選手の連打で1死2、3塁とすると、相手の失策で2点を追加。さらに今川選手が犠飛を放ち、終盤でリードを6点に広げた。7回以降はメネズ投手、ロドリゲス投手がそれぞれ1イニングを無失点で抑えると、最終回は北山亘基投手が中村奨吾選手の適時二塁打で失点したが、そのまま逃げ切り試合終了。
勝利した北海道日本ハムは、初回から機動力を使った攻撃で先制に成功するなど、試合のペースをつかみ、終盤に得点を重ねた。投げては先発の加藤投手が走者を出しながらも粘りの投球を展開。リリーフ陣もリードを守り切った。一方の敗れた千葉ロッテは、荻野貴選手が先頭打者本塁打、安田尚憲選手と茶谷健太選手が3安打を放つ活躍は見せたが、3得点とつながりを欠いた。
123456789 計
日 103000130 8
ロ 101000001 3
日 ○加藤貴之-メネズ-ロドリゲス-北山亘基
ロ ●小島和哉-廣畑敦也-佐々木千隼-唐川侑己-田中靖洋-八木彬
文・木村圭
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