両軍17投手が登板、5時間に迫る総力戦は引き分けに終わる。今川優馬が同点打

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2022.8.10(水) 23:04

北海道日本ハムファイターズ・今川優馬選手(C)パーソル パ・リーグTV
北海道日本ハムファイターズ・今川優馬選手(C)パーソル パ・リーグTV

 8月10日、札幌ドームで行われた北海道日本ハムと埼玉西武の第18回戦は、2対2で引き分けに終わった。

 北海道日本ハムの先発は、上原健太投手。初回に四球と安打で無死1、2塁のピンチを背負うも、後続を打ち取り無失点で切り抜ける。しかし、3回表に外崎修汰選手に7号ソロ、4回表には四球で走者をためると適時打を浴び、計2失点。中盤以降は尻上がりに調子を上げ、6回からは2イニング連続で3者凡退に打ち取り、7回2失点で救援陣に後を託した。

 一方の打線は、相手先発・平井克典投手の前に4回までわずか1安打と沈黙。しかし5回裏、近藤健介選手の二塁打と古川裕大選手の安打で、1死1、3塁の好機をつくる。ここで梅林優貴選手がレフトへの適時打を放ち、まずは1点を返した。

 さらに7回裏には野村佑希選手、古川選手の連打で2死1、2塁とすると、今川優馬選手にライトへの適時打が生まれ、試合を2対2の振り出しに戻した。

 後を託された救援陣は粘りの投球で得点を許さない。8回表は北山亘基投手、北浦竜次投手が埼玉西武打線を抑えきれず、1死満塁で玉井大翔投手が登板。見事な火消しを披露しこの回を無失点で切り抜ける。9回表は、井口和朋投手が3者凡退に切って取り、打線の援護を待った。投手陣の踏ん張りに応えたい打線だったが、9回裏は3者凡退に抑えられ無得点。試合は延長戦に突入した。

 10回表以降は、小刻みな継投で勝ち越しを許さない。2試合連続のサヨナラ勝ちといきたい打線だったが、相手救援陣の前に一本が出ず。12回を終え、2対2の引き分けに終わった。北海道日本ハムは、先発の上原投手が7回114球6安打3四球5奪三振2失点と好投。救援陣も8投手がつなぐ継投で、得点を許さなかった。打っては杉谷拳士選手、古川選手が2安打の活躍だった。

 埼玉西武は、先発の平井投手が5回102球4安打4奪三振1失点の投球内容。5番手の水上由伸投手、7番手の増田達至投手、8番手の宮川哲投手が1イニングを3者凡退に抑える好投を披露した。打っては源田壮亮選手が3安打、外崎修汰選手、愛斗選手が2安打1打点をマークした。

  123456789101112 計
西 001100000000 2
日 000010100000 2

西 平井克典-佐々木健-スミス-本田圭佑-水上由伸-ボー・タカハシ-増田達至-宮川哲
日 上原健太-北山亘基-北浦竜次-玉井大翔-井口和朋-ロドリゲス-吉田輝星-古川侑利-メネズ

文・谷島弘紀

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