地元テレビ局が“儀式“に注目「彼は気合十分で準備万端」「みんなとパンチ」
二刀流の活躍でアメリカを沸かせているエンゼルスの大谷翔平投手。ホームランを放った後のマイク・トラウト外野手とのお辞儀パフォーマンスもすっかり定着しているが、地元テレビ局は新たに大谷と投手陣との独特のルーティンに注目している。
大谷は1日(日本時間2日)、本拠地でのレンジャーズ戦に「5番・DH」でスタメン出場。メジャー最年長45歳のバートロ・コロン投手と対戦し、第1打席は右中間を破る二塁打を放つなど3打数1安打1四球で6-0の勝利に貢献した。ロサンゼルスで試合を中継しているテレビ局「FOXスポーツ・ウェスト」が目をつけたのが、試合開始直前の大谷と同僚の“儀式"だ。
引き締まった表情でダグアウトで手袋を選んでいた大谷。集中を極める中、肩を叩いて呼びかけたのはタイラー・スカッグス投手だった。
先発ローテーションを守る僚友が左手の拳を突き出す中、大谷も右手の拳を握りしめると、軽くタッチした後に突き上げる“アッパーカット"を披露。そして、ダグアウトに戻ってきた投手陣とそこから“アッパーカット"5連発。笑顔のルーティンとなった。
「オールスターのファン投票の話題をしましたが、ショウヘイ・オオタニはヘイローズ(エンゼルスの愛称)で今夜DHで出場します。見てください、彼は気合十分で準備万端です」
実況はアッパーカットのルーティンをこう伝えていた。「FOXスポーツ・ウェスト」は公式ツイッターでも「みんなとパンチだ」と動画を紹介した。
大谷は今季アスレチックス戦で第1号を放った後、チームメートがあえて無視した後に祝福する「サイレントトリートメント」の洗礼を受けるなど、“弟キャラ"としてクラブハウスで人気者となっている。さらに、最近はホームラン後にルイス・バルブエナ外野手とダグアウトで“ダンス"を披露するなど、二刀流の男は様々なルーティンを通じて、チームメートとの絆を深めている様子だ。
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