8月5日、PayPayドームで行われた福岡ソフトバンクと東北楽天の第13回戦は、7対3で福岡ソフトバンクが勝利した。
福岡ソフトバンクは初回、2つの四球で得た1死1、2塁のチャンスから、5番・デスパイネ選手の適時二塁打で先制。さらに2死満塁とすると、後半戦初出場となった松田宣浩選手が全力疾走で内野安打をもぎ取り、2対0とした。
先発は千賀滉大投手の新型コロナウイルス感染により緊急登板となった杉山一樹投手。初回は3安打を浴びながらも無失点で抑えると、2回表は2死満塁のピンチで小深田大翔選手を空振り三振に切って取る。3回表には島内宏明選手に9号ソロを浴びて1点を返されるも、4回表は3者凡退。5回表に不運な内野安打からピンチを招き降板するも、後を受けた松本裕樹投手が後続を断ち、リードを保つ。
直後の5回裏、先頭の柳田悠岐選手が安打で出塁すると、5番・デスパイネ選手が6号2ランを放つ。さらに、続く6番・中村晃選手にも3号ソロが飛び出し、一気に点差を4点に広げた。6回表は椎野新投手、嘉弥真新也投手のリレーで無失点、7回表には島内選手の今日2本目となる10号2ランで2点を失うも、直後に甲斐拓也選手の2点適時三塁打で点差を戻した。
8回表は藤井皓哉投手が走者を背負いながらも無失点で凌ぐと、9回表は甲斐野央投手がマウンドへ。きっちりと3者凡退でおさえ、試合終了となった。
勝利した福岡ソフトバンクは、緊急先発となった杉山投手が4.1回1失点と試合をつくると、デスパイネ選手が3安打3打点の活躍。初回に先制点を挙げると中盤以降も効果的に得点を重ね、2位に浮上した。2番手の松本投手は4勝目をマーク。敗れた東北楽天は、島内選手が2本塁打含む3安打3打点と気を吐くも、投手陣が粘れなかった。
123456789 計
楽 001000200 3
ソ 20003020X 7
楽 ●瀧中瞭太-石橋良太-安樂智大-津留崎大成
ソ 杉山一樹-○松本裕樹-椎野新-嘉弥真新也-津森宥紀-泉圭輔-藤井皓哉-甲斐野央
文・波多野瞭平
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