◇埼玉西武対千葉ロッテ 第12回戦（13日・ベルーナドーム）

　7月13日に誕生日を迎えた森脇亮介投手、水上由伸投手がマウンドに上がり、両投手ともバースデー登板を無失点で飾った。

　13日に30歳の誕生日を迎えた森脇投手。1点リードの6回表という難しい状況でマウンドに上がると、先頭のレアード選手を左飛に打ち取り、続く菅野剛士選手はファウルフライに。最後は藤岡裕大選手を相手にズバッと決まる直球で見逃し三振を奪ってみせた。

　同じく13日に24歳の誕生日を迎えた水上由伸投手は2点リードの8回表に登板。若き右腕は千葉ロッテのクリーンアップを相手に躍動した。先頭・中村奨吾選手は二飛に抑える。続く安田尚憲選手には制球が乱れ四球を与えるも、続く佐藤都志也選手を併殺打に打ち取り、無失点で9回表の平良海馬投手へとつないだ。

　コロナ禍で投手事情も苦しい中、中継ぎとして無失点で相手に流れを渡さず勝利に貢献した。キレのある変化球と力のある直球を武器とする森脇投手、物怖じしないメンタルの強靭さを兼ね備える若き水上投手。一つ年を重ねた両投手にこれからも期待だ。

◇森脇亮介投手 コメント
「昨日の試合で失点していましたので、今日は何とかリベンジしたいと思っていました。誕生日での登板、無失点に抑えることができて良かったです」

◇水上由伸投手 コメント
「いつもの7回ではなく8回の登板でしたが、気持ち的には変わらずマウンドに向かいました。結果的には制球に苦しみました。僕と同じく今日が誕生日の森脇さんは、6回をピシャっと抑えました。僕は何とか無失点でしたが危なっかしかったです。さすが森脇先輩、6歳の年齢差を感じました」

文・山岡雄一郎

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