7月8日、楽天生命パーク宮城で行われた東北楽天と埼玉西武の第12回戦は、8対4で埼玉西武が勝利した。
埼玉西武は初回、2死2塁とすると山川穂高選手がレフトへ適時打を放ち、先制に成功。2回表には「昨日、辻監督と平石コーチ、高山コーチとバッティングについて話をした」と言うオグレディ選手の10号2ランで2点を追加した。3回表には外崎修汰選手の適時打と、序盤から4点のリードを奪う。
先発の高橋光成投手は、立ち上がりから毎回走者を背負うも、併殺などで後続を断ち、5回裏までは浅村栄斗選手の一発のみに失点をとどめた。しかし6回裏、2死から痛恨の4者連続四球で1失点。マウンドを2番手・佐々木健投手に託したが、岡島豪郎選手に同点の適時打を浴び、試合は振り出しに戻った。
7回は両軍無得点で迎えた8回表、1死からオグレディ選手が「自分のスイングができた」とこの試合2本目となる11号ソロを放ち、勝ち越しに成功。8回裏は平良海馬投手が中軸を3者凡退に抑えると、9回表は森友哉選手の適時打と山川選手の26号2ランで試合を決めた。
9回裏は森脇亮介投手が抑え、8対4で勝利した埼玉西武は、オグレディ選手、山川選手がともに3打点の活躍を見せた。先発の高橋光成投手は「6回ツーアウトをとってから粘り切れなかったのが反省点」と5.2回5安打5四球4失点。3番手・水上由伸投手が今季2勝目をマークしている。
一方敗れた東北楽天は、リリーフ陣が踏ん張れなかった。先発の松井友飛投手は4回78球6安打2四球3奪三振4失点のプロ初マウンドに。「初登板ということで緊張も多少あり、(中略)決め球も甘いコースになってしまって打たれてしまいました。ただ、しっかり投げきった時は三振も取れたので、反省と手応えのどちらもある登板になったと思います」と次を見据えた。
123456789 計
西 121000013 8
楽 000103000 4
西 高橋光成-佐々木健-○水上由伸-平良海馬-森脇亮介
楽 松井友飛-森原康平-渡邊佑樹-西口直人-●鈴木翔天-酒居知史
文・小野寺穂高
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