7月7日、楽天生命パーク宮城で行われた東北楽天と福岡ソフトバンクの第10回戦は、5対2で東北楽天が勝利した。
東北楽天の先発は、岸孝之投手。初回には四球で、2回表には安打で走者を出すも、いずれも併殺に打ち取り、3人で相手の攻撃を終わらせる。3回表以降は、4イニング連続で3者凡退に打ち取るなど、相手打線を封じる完璧な投球を披露。7回表にはこの日2本目の安打を浴びて走者を出すも、併殺に打ち取り得点を許さず。7回95球2安打1四球6奪三振無失点の内容で、救援陣に後を託した。
一方の打線は3回裏、岡島豪郎選手と炭谷銀仁朗選手の安打で1死1、3塁の好機をつくる。すると、続く西川遥輝選手の打球を相手三塁手がファンブルし、3塁走者が生還し、先制に成功。4回裏には、安打と死球などで1死2、3塁とすると、岡島選手が犠飛を放ち、2対0と追加点を挙げる。
中盤以降攻めあぐねる状況が続いていた東北楽天打線だが、7回裏に打線がつながる。先頭の岡島選手が安打で出塁すると、犠打で1死2塁と得点圏に走者を進める。ここで西川選手に適時二塁打、小深田大翔選手、島内宏明選手にも適時打が生まれ、この回一挙3得点。5対0とリードを広げた。
後を託された救援陣は、8回表を西口直人投手が無失点でつないだが、9回表に福井優也投手が1死から牧原大成選手に適時二塁打を浴び、5対2とされる。ここで降板し、守護神・松井裕樹投手が登板すると、打者2人を内野ゴロに打ち取り、試合を締めた。
勝利した東北楽天は、投手陣が好投。先発の岸投手が7回無失点と試合をつくると、救援陣も粘投しリードを守り切った。打っては、岡島選手が2安打1打点の活躍で打線をけん引した。
一方敗れた福岡ソフトバンクは、打線が沈黙。9回表に牧原選手の適時二塁打で3点差まで詰め寄るも、これが精いっぱいだった。投げては3番手・笠谷俊介投手、5番手・尾形崇斗投手が1イニングを3者凡退に抑える好投を披露。中村亮太投手がプロ初登板を記録した。
123456789 計
ソ 000000002 2
楽 00110030X 5
ソ ●大竹耕太郎-松本裕樹-笠谷俊介-中村亮太-尾形崇斗
楽 ○岸孝之-西口直人-福井優也-S松井裕樹
文・谷島弘紀
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