7月2日、ベルーナドームで行われた埼玉西武と福岡ソフトバンクの第10回戦は、3対2で福岡ソフトバンクが勝利。
福岡ソフトバンクは初回、先頭の三森大貴選手、周東佑京選手の連打などで1死2、3塁とすると、柳田悠岐選手の犠飛で幸先よく先制に成功する。
援護を受けた先発の東浜巨投手は1回裏、2回裏とそれぞれ走者を出すも後続を断ち、無失点に抑える。しかし3回裏、無死から川越誠司選手に二塁打を浴びると、森友哉選手に適時二塁打を許し、同点に。4回裏、5回裏は3者凡退に仕留め、5回4安打1失点でマウンドを降りた。
継投に入った福岡ソフトバンクは、6回裏から2番手・森唯斗投手が登板。中軸から始まるこの回を3者凡退で抑えると、7回裏は3番手・津森宥紀投手が無失点で切り抜けた。しかし同点のまま迎えた終盤8回裏、4番手・又吉克樹投手が1死から源田壮亮選手に1号ソロを浴び、勝ち越しを許してしまう。
追いかける打線は9回表、牧原大成選手、柳田選手の連打などで好機をつくると、2死2、3塁から中村晃選手が適時打を放ち3対2と逆転に成功。1点リードで迎えた9回裏はモイネロ投手がマウンドに上がり、3者凡退で試合を締めた。
勝利した福岡ソフトバンクは、先発の東浜巨投手が5回100球4安打7奪三振1失点。埼玉西武に今季初失点を献上するも、粘投で最少失点にとどめた。一方の打線は、相手投手陣に苦戦を強いられていたものの、抑えの増田達至投手を捉え、逆転を引き寄せた。
一方敗れた埼玉西武は、先発のスミス投手が6回72球5安打3奪三振1四球1失点の好投。初回こそ先制を許したものの、以降は尻上がりに調子を上げて試合をつくった。打線は森友哉選手が3試合連続の複数安打。源田選手には一時勝ち越しの今季1号ソロも生まれたが、増田投手が今季初黒星を喫し、連勝は「5」で止まった。
123456789 計
ソ 100000002 3
西 001000010 2
ソ 東浜巨-森唯斗-津森宥紀-○又吉克樹-Sモイネロ
西 スミス-水上由伸-平良海馬-●増田達至
文・鈴木優菜
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