5月31日に甲子園で行われるのは、阪神と福岡ソフトバンクの3連戦の最終戦。交流戦4連覇を目指す福岡ソフトバンクだが、現在は故障者続出で苦しい戦いを強いられている最中だ。良い流れを保ったまま福岡に戻るため、ここは同一カード3連勝を決めておきたいところ。そのための最後の関門となる5月31日の試合の見どころを挙げていきたい。
【今季対戦成績】
阪神→0勝2敗、福岡ソフトバンク→2勝0敗
【阪神】秋山投手 8試合、4勝4敗 55 回、45奪三振、14失点 防御率2.29
【福岡ソフトバンク】中田投手 9試合、2勝2敗 50.1回、41奪三振、21失点 防御率3.58
福岡ソフトバンクの先発は中田投手だ。前回登板では5回3失点(自責点2)で勝ち星を挙げることはできなかった。この試合ではより長いイニングを投げきり、リリーフ陣の負担を軽減するとともに、自身にとっても今季3勝目となる白星をつかみとりたいところだ。
鷹打線では今宮選手に注目だ。開幕から打率2割前後という不振にあえいでいたが、26日の楽天戦で4安打を放ってから状態は上向き。30日の試合では初回に二塁打を放つと、犠打を挟んで4回には逆転打を放ち、6回にはバックスクリーンに2ランを叩き込む大活躍で復調を強く印象づけている。昨季は打撃面でも成長を感じさせていた名手は、前年につかみかけた手ごたえを再び取り戻すことができるだろうか。
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