今宮健太がバックスクリーン弾を含む4打点。福岡ソフトバンクがカード勝ち越し

パ・リーグ インサイト

2018.5.30(水) 22:22

福岡ソフトバンクホークス・今宮健太選手(C)PLM
福岡ソフトバンクホークス・今宮健太選手(C)PLM

5月30日、甲子園で行われた阪神と福岡ソフトバンクの一戦。前日の試合では、8回まで両チーム無得点という息詰まる投手戦を柳田選手の一打で制した福岡ソフトバンクが、交流戦4連覇に向けて白星発進を飾った。

この流れを維持するべく、連勝を懸けた先発マウンドに上がるのは石川投手だ。今季はここまで防御率2.33と安定したピッチングを披露し、リーグ2位タイの6勝を挙げる活躍でチームをけん引している。

故障者続出で危機的状況にある福岡ソフトバンクの先発陣において、今や軸のひとりとなりつつある石川投手。交流戦でもこれまで同様の快投を披露し、その存在を全国のファンに知らしめることができるだろうか。対する阪神の先発投手は、髙橋遥投手である。

石川投手は好調な立ち上がりとは言えなかった。初回に1点を失うと、3回裏には暴投で1失点。自らのミスで追加点を許してしまう。しかし、直後の4回表に打線が2死満塁の絶好機を作ると、1番・川島選手が冷静に四球を選んでまず1点を返す。さらに続く今宮選手が左前に2点適時打を放ち、3対2とすぐに試合をひっくり返してみせた。

頼もしい援護をもらった石川投手だったが、5回裏にまたしても暴投で同点に追い付かれてしまう。しかし、6回表に石川投手の代打として打席に立った代打・塚田選手がバックスクリーンにソロを放ち、すぐさま勝ち越しに成功する。

さらに1死1塁の場面から、2番・今宮選手が塚田選手同様にバックスクリーンへ2ランを叩き込み、リードを3点に広げた。その後は寺原投手、嘉弥真投手、加治屋投手がそれぞれ無失点でバトンをつなぎ、阪神打線に反撃を許さない。

そして9回は守護神の森投手が登板。ランナー2人を出しながらも無失点で切り抜けて、試合は6対3で福岡ソフトバンクが勝利。追い付かれた直後に反撃して試合の主導権を渡さず、無失点リレーで終盤は相手に付け入る隙を与えなかった。

福岡ソフトバンクの先発の石川投手は制球に苦しみながらも試合を作り、5回を投げて3失点という内容で今季7勝目をマーク。打っては2番の今宮選手が3安打4打点の大活躍を見せ、トップバッターの川島選手も四球2つを含む3度の出塁を記録。上位打線の活躍が得点に直結した福岡ソフトバンクが、2連勝でカード勝ち越しを決めた。

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