6月22日、ZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテと埼玉西武の第10回戦は、千葉ロッテが2対1で勝利した。
千葉ロッテの先発は佐々木朗希投手。中10日の休養を経て登板した右腕は、序盤から奪三振ショーを披露した。1回表に先頭・源田壮亮選手に安打を許したが、後続を3者連続三振に。3回表には2四球で2死1、2塁とピンチを迎えるも、オグレディ選手を三振に打ち取る。
一方の打線は、エンス投手の前に3回までノーヒットに封じられる。しかし4回裏、1死から中村奨吾選手が四球を選ぶと、2死からレアード選手が安打でチャンスを広げ、打席には安田尚憲選手。外角低めのボールをうまくバットに乗せ、レフトの前へ落ちる先制適時打を放つ。
援護をもらった佐々木朗投手は、6回表に川越誠司選手の二塁打で1死2塁のピンチを迎えたが、オグレディ選手を直球で左飛に、外崎修汰選手を内野ゴロに打ち取り、ピンチを切り抜ける。続く7回表も無失点に抑え、7回96球3安打3四球9奪三振無失点でマウンドを降りた。
打線は8回裏、代わったボー・タカハシ投手を攻める。先頭の高部瑛斗選手がセンターオーバーの二塁打を放つと、続く中村選手が犠打、山口航輝選手は四球を選び1死1、3塁に。ここでレアード選手がセンターへの大きな犠飛を放ち、貴重な追加点をあげる。
佐々木朗投手の後を継いだゲレーロ投手は、自慢の速球で埼玉西武を抑えこむ。2点リードで迎えた9回表は、守護神・益田直也投手がマウンドへ。2死2塁から栗山巧選手の適時打で1点差に迫られたが、最後は西川愛也選手を打ち取り、2対1で試合終了。
千葉ロッテが接戦をものにした。佐々木朗投手は7回9奪三振無失点で6勝目。一方、埼玉西武は、エンス投手が6回1失点の力投も打線が応えられず。9回表には1点差に迫るなど粘りを見せたが、あと一歩及ばなかった。
123456789 計
西 000000001 1
ロ 00010001X 2
西 ●エンス-佐々木健-森脇亮介‐ボー・タカハシ
ロ ○佐々木朗希-ゲレーロ-S益田直也
文・山岡雄一郎
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