29日から行われている広島と埼玉西武の交流戦3連戦。29日の初戦では、金子侑選手の適時三塁打で逆転に成功した埼玉西武が、セ・リーグ首位の広島に勝利した。このままの勢いでカード勝ち越しを狙う埼玉西武の投打のキーマンを紹介したい。
【今季対戦成績】
広島→0勝1敗、埼玉西武→1勝0敗
【広島】岡田投手 8試合、5勝1敗 52.2回、50奪三振、21失点 防御率3.25
【埼玉西武】十亀投手 8試合、3勝5敗 52回、36奪三振、19失点 防御率2.60
埼玉西武の先発は十亀投手だ。ここまで8試合で防御率2.60と安定した投球を見せながら、白星に恵まれない苦しい状況が続いている。しかし前回登板の福岡ソフトバンク戦では、6回1失点の力投を見せて3勝目。チームが再び上昇気流に乗るためにも、あの気迫の投球が不可欠だ。
30日の先発が予定されている広島の岡田投手は好投手だ。埼玉西武の主砲・山川選手の打棒には大きな期待が寄せられる。29日の試合では先制の適時打を放つと、第3打席には5月19日以来となる待望の14号ソロを放った。ここまで5月は不振で苦しんでいただけに、このカードで完全復活を印象付けたい。
現在、パ・リーグ2位・北海道日本ハムとのゲーム差はわずかに1。首位の座を死守するためには、カード勝ち越しは最低条件だ。早い段階で主導権を握り、30日の試合では、十亀投手の投球を打線がいかに後押しすることができるかが重要になってくるだろう。
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