獅子と鯉のセ・パ首位対決

パ・リーグ インサイト

2018.5.29(火) 09:35

埼玉西武ライオンズ・秋山翔吾選手(C)PLM
埼玉西武ライオンズ・秋山翔吾選手(C)PLM

5月29日、「日本生命セ・パ交流戦」が開幕。パ・リーグ首位の埼玉西武は、交流前最後のリーグ戦となった北海道日本ハム戦で逆転負け。同一カード3連敗を喫した。交流戦初戦はセ・リーグ首位の広島との一騎打ちだ。ここではその試合の見どころを挙げていく。

【昨季対戦成績】
広島→2勝1敗、埼玉西武→1勝2敗

【広島】中村祐投手 5試合、3勝2敗 29.1回、16奪三振、16失点 防御率4.60
【埼玉西武】カスティーヨ投手 8試合、2勝3敗 44回、30奪三振、22失点 防御率4.50

三次きんさいスタジアムにて開催されるこの3連戦の初戦には、カスティーヨ投手が先発。前回登板の5月22日の福岡ソフトバンク戦では5回途中5失点で、相性の良かった相手に初黒星を喫した。序盤の失点が大きく響いただけに、今回は初回から丁寧な投球を心がけたい。

埼玉西武は3連敗中であるが、打線の調子は着実に上向きつつある。リードオフマンの秋山選手は現在7試合連続安打中であり、森選手は27日の試合で初回に満塁弾。広島の予告先発・中村祐投手の被打率は右が.250、左が.294であるため、左の巧打者である2人にかかる期待は大きい。

ここまでセ・リーグ首位をひた走る広島だが、昨季も交流戦はゲーム差なしの2位、2016年も3位とパ・リーグを得意にしており、ここ2年は交流戦で調子を上げ、リーグ優勝へ弾みをつけてきた。首位陥落まであとわずかと、勢いを失いつつある埼玉西武はそんな強敵に勝ち越し、投打ともに復調のきっかけをつかむことができるか。

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