5月29日、「日本生命セ・パ交流戦」が開幕。パ・リーグ4位のオリックスは前カードの千葉ロッテ戦を2勝1敗で終え、ここ10試合の成績が7勝3敗と上り調子。3位・福岡ソフトバンクとの差はわずかに0.5であり、交流戦でもこの勢いを継続させていきたいところ。ここではその初戦、中日との3連戦初戦の注目ポイントを挙げていきたい。
【昨季対戦成績】
中日→1勝2敗、オリックス→2勝1敗
【中日】R.マルティネス投手 2試合、1勝1敗 10回、7奪三振、6失点 防御率5.40
【オリックス】アルバース投手 8試合、6勝1敗 50.2回、41奪三振、12失点 防御率2.13
オリックスの先発は今や先発の柱となりつつあるアルバース投手だ。前回登板の5月22日の楽天戦では、8回5安打無失点と完璧な投球で今季6勝目を挙げた。現在自身4連勝中であり、ここまで5月は4勝負けなし、防御率1.93と安定感抜群だ。パ・リーグを抑え込むその腕で、セ界も翻弄することができるだろうか。
そんなオリックスの打線のけん引役は吉田正選手だ。27日の試合では先制2ランを含む3打数2安打3打点と、全得点を稼ぐ活躍でチームを勝利へ導いた。これまでは故障離脱していたため、実は吉田正選手自身は初の交流戦となる。小柄な和製大砲が、普段対戦することのないセ・リーグの投手相手にどのようなアプローチを仕掛けるだろうか。
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