5月29日、「日本生命セ・パ交流戦」が開幕。東京ヤクルトと千葉ロッテのカード初戦は、神宮球場で行われる。千葉ロッテは前カードのオリックス戦で1勝2敗と負け越し、借金3で交流戦に突入することになった。Aクラスに1.5ゲーム差まで迫る中、セ・リーグ相手に借金完済なるのか。29日の試合の見どころを挙げていく。
【昨季対戦成績】
東京ヤクルト→1勝2敗、千葉ロッテ→2勝1敗
【東京ヤクルト】石川投手 7試合、2勝1敗 33回、26奪三振、25失点 防御率5.18
【千葉ロッテ】石川投手 8試合、4勝3敗 56.1回、36奪三振、19失点 防御率2.88
千葉ロッテは、交流戦初戦の先発マウンドを石川投手に託す。昨季はわずか3勝と苦しんだ右腕だったが、今季すでに4勝を手にしている。先発した8試合のうち7試合でクオリティ・スタートを達成し、防御率も2.88と安定してきた。東京ヤクルトは山田選手やバレンティン選手など、一発のある右打者を擁するだけに、29日はより繊細な投球が求められる。
石川投手を援護する千葉ロッテ打線では、衝撃の活躍を見せ続けているドミンゲス選手に大きな期待がかかる。24日の試合では、9回裏から代打で登場して価千金の同点2ラン。さらに延長11回裏にもサヨナラを導く同点適時打を放った。何より衝撃なのは、今季9安打のうち6本が本塁打という驚異の長打力。29日も神宮の夜空に大きなアーチを描き、セ界に衝撃を与えられるか。
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