プエルトリコ出身のマルドナド捕手は大歓迎
エンゼルスの大谷翔平投手は26日(日本時間27日)、敵地ヤンキース戦に「5番・DH」で先発出場し、メジャー移籍後初となる2試合連続無安打に終わった。それでも、ここまで投打の二刀流で素晴らしい活躍を見せている。その中で大谷とバッテリーを組む女房役がマウンド上での意外な事実を告白し、話題になっている。
大谷がメジャー初の“マルチ二塁打"や2四球で4度の出塁をマークした24日(日本時間25日)、敵地ブルージェイズ戦は大手ソーシャルメディア「Facebook」で独占中継された。その試合中継の真っ只中にダグアウトから出演したマーティン・マルドナド捕手は、マウンド上で繰り広げられる大谷とのやり取りについて明かした。
実況席から「試合中にマウンドに足を運んだ際、オオタニとどうやってコミュニケーションを取っていますか?」という視聴者の質問を投げかけられた女房役はこう答えた。
「実は、彼はスペイン語をたくさん知っているんだ。英語よりもスペイン語の方がよく分かっているよ」
以前にも、大谷がスペイン語を話すという事実をマルドナドやアルバート・プホルス内野手らが明かしていたが、それはクラブハウス内だけにとどまらず、なんと試合中のマウンドで水原一平通訳を介さない場合の会話にはスペイン語が使われているという。
プエルトリコ出身捕手は「スペイン語は僕の母国語だから、自分にとって楽なんだ」と大歓迎。さらに「落ち着いていこうっていう意味の『SUAVE(スアベ)』とかキーワードを用いて話すんだ」とマウンド上のやり取りを明かした。これには実況席も「(野球だけでも)すでに十分才能豊かなのに、加えてスペイン語も話せるなんて信じられませんよ」と驚嘆していた。
投打の二刀流に加え、スピード、コミュニケーション能力まで備えた23歳。この先、どんな選手に成長していくのか。考えるだけでも末恐ろしい。
記事提供: