自身にとって最速2番目の打球も“大谷シフト”の餌食に
エンゼルスの大谷翔平投手は26日(日本時間27日)、敵地ヤンキース戦に「5番・DH」で先発出場し、4打数無安打1四球に終わり、メジャー初2戦連続無安打となった。打率はついに3割を切り.297に低下。第5打席には自身最速2番目の112.6マイル(約181キロ)という痛烈な打球を二遊間へ飛ばしたが、ヤンキースの守備シフトに阻まれた。
対戦チームの大谷包囲網が強度を上げている。この日、ヤンキース投手陣は四球も辞さない外角攻めを続け、野手は右翼方向に大きく動く守備シフトを敷いた。大谷は第4打席に強い打球を二遊間へ運んだが、“大谷シフト"で二塁ベース右に守っていた遊撃グレゴリアスに難なくさばかれ、メジャー初の併殺打を記録した。第5打席にも痛烈な打球を二遊間へ飛ばしたが、これも同じくグレゴリアスに捕球され、遊撃ゴロとなった。
ことごとくハマったヤンキースの守備シフト。MLB公式データ解析システム「スタットキャスト」を担当するデービッド・アドラー記者によれば、大谷が第5打席に放った痛烈な当たりは時速112.6マイル(約181キロ)を計測。自身で2番目に速い打球は、通常なら79%の確率でヒットになるという。だが、守備シフトの餌食となり、ヒットにならない21%という少数派に入ってしまった。
第2打席には押し出し四球を選び、7試合連続出塁とした23歳二刀流。27日(同28日)に対戦が予定されるヤンキース田中将大投手から3試合ぶりに快音を響かせることはできるだろうか。
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