5月26日、ヤフオクドームで行われる福岡ソフトバンクと楽天のカード2戦目。25日の初戦では、福岡ソフトバンクの先発・東浜投手を3回5失点と打ち崩した楽天が勝利した。敗れた福岡ソフトバンクは今季の貯金が尽き、4位転落も間近。中継ぎ陣が復調し、投打かみ合う楽天がこのまま連勝でカード勝ち越しを決めるか、福岡ソフトバンクが意地を見せるか。26日の見どころを挙げていく。
【今季対戦成績】
福岡ソフトバンク→6勝4敗、楽天→4勝6敗
【福岡ソフトバンク】バンデンハーク投手 7試合、3勝4敗 40.1回、36奪三振、29失点 防御率6.25
【楽天】則本投手 8試合、4勝3敗 56.1回、59奪三振、24失点 防御率3.67
26日の予告先発は、福岡ソフトバンクがバンデンハーク投手、楽天がエース・則本投手だ。バンデンハーク投手は前回登板の千葉ロッテ戦でも5回4失点と振るわず、防御率は6点台にまで悪化している。ただ楽天戦では1試合登板し、7回2失点と抑え込んだ。25日に先発した東浜投手が違和感を訴え、グラシアル選手も離脱と、苦しい状況が続く昨季王者。実績十分の右腕は、疲労が見え隠れする中継ぎ陣をも休ませられるような快投を披露できるか。
対して則本投手は5月12日の完封勝利をきっかけにしてか、ここにきて調子を上げている。岸投手、辛島投手、則本投手と、今季の先発3本柱全てに白星をつけば、チームにも勢いがもたらされるはず。不振の鷹を落として、2桁の借金を少しずつ返済していく腹積もりだ。
26日の注目選手としては、福岡ソフトバンクから上林選手、楽天から藤田選手を挙げたい。
上林選手は25日の試合でマルチ安打。4月6日の楽天戦では則本投手から1号をかっ飛ばしており、現在7試合連続安打中でもある。今回もその好調なバットで、バンデンハーク投手を援護できるか。藤田選手はベンチスタートが多くなっているものの、25日のダメ押し弾など代打で結果を残し続けている。渋いベテランの渋い活躍に要注目だ。
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