◇千葉ロッテ対東北楽天 第5回戦(ZOZOマリンスタジアム)
東北楽天の藤井聖投手が一軍公式戦初登板でプロ初勝利を挙げた。注目の初回は、打たせて取る投球で3者凡退に打ち取ると、3回裏には高部瑛斗選手からプロ初奪三振を記録した。4回裏、5回裏はそれぞれ得点圏に走者を背負うも無失点投球。後半に入った6回裏は3者凡退で締め、いい流れをつくってリリーフ陣に託した。
打線は初回に西川遥輝選手の先頭打者弾、7回表に代打・銀次選手の決勝打となる適時打で藤井投手を援護。リリーフ陣も西口直人投手が1失点したものの、宋家豪投手と安樂智大投手が無失点でリードを守った。安樂投手は今季初セーブをマークしている。
○藤井投手コメント
「緊張しました。ヤバかったです。でも、銀仁朗さんのサインを信じて、要求されたとおりに、銀仁朗さんのミットを目がけて全力で投げました。変化球は低く、ストレートは強さを意識して投げました。とにかく細かいことは考えず、腕を振ることができました。自分の中では100点ですけど、ここがスタートなので、こういうピッチングを積み重ねていきたいですね(ホッ)」
文・小野寺穂高
藤井聖投手プロフィール
1996年10月03日生まれ
176cm・80kg/左投左打
富士市立高~東洋大~ENEOS~21年楽天(ドラフト3位)
東洋大時代は福岡ソフトバンクの甲斐野央投手らと切磋琢磨し、国際試合にも出場するなど経験値は豊富だ。昨季はファームで17試合に登板し4勝3敗、防御率は3.56を記録。4勝のうち完封勝利も収めるなど長いイニングを投げるなど、実戦経験を積み一軍の舞台へ上がった。140km/h台の鋭く食い込むストレートと切れのあるスライダーが強み。
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