首位攻防戦第1ラウンドは、両チームの「コンビ」に注目

パ・リーグ インサイト

2018.5.25(金) 09:30

埼玉西武ライオンズ・秋山翔吾選手(C)PLM
埼玉西武ライオンズ・秋山翔吾選手(C)PLM

メットライフドームで行われる、首位・埼玉西武と2位・北海道日本ハムの首位攻防戦。両軍のゲーム差はわずかであるだけに、結果次第ではその後の順位変動にも関わる重要なカードになる。まずは、前カードの成績を振り返り、重要な初戦の見どころを挙げていきたい。

埼玉西武は、前カードの3位・福岡ソフトバンクとの直接対決を2勝1敗で終えている。特に24日の試合では17安打12得点の大爆発を見せ、強力打線の復活を印象付けた。このままの勢いで今度は2位の北海道日本ハムを本拠地で迎えることができるか。一方で、北海道日本ハムも24日の試合では2桁安打を放つなど打線が好調。開幕から首位を走る埼玉西武の牙城を切り崩しにかかる。

【今季対戦成績】
埼玉西武→4勝3敗、北海道日本ハム→3勝4敗

【埼玉西武】相内投手 今季初登板
【北海道日本ハム】高梨投手 7試合、2勝2敗 46回、33奪三振、15失点 防御率2.93

まずは両予告先発から。埼玉西武は、6年目・相内投手が今季初登板を予定している。プロ6年間で一軍では5試合に先発しているが、未だに白星は挙げられていない。しかし、二軍では3勝1敗、防御率1.57と万全の成績を残している。この重要な首位攻防戦で、「6度目の正直」の初勝利を手にしたい。

対する北海道日本ハムの先発は高梨投手が予定されている。ここまで2勝2敗と白星にはなかなか恵まれていないが、18日の前回登板でも8回途中3失点の力投。埼玉西武との前回対戦でも7回無失点の完璧な投球を見せている。強力打線を相手に白星を収め、チーム全体を勢いに乗せることができるか。

参考にする試合を24日に限ってしまっては、25日の試合に挙げるべき注目選手は12得点を挙げた「打線そのもの」となってしまう。ただ、その中でも特に注目したいのは秋山選手と金子一選手の「師弟コンビ」だ。

秋山選手は、前カードで12打数8安打の大爆発。23日には同点弾、24日には逆転弾を放ちチームの勝利に大きく貢献した。一方の金子一選手は、22日の試合でプロ初安打となる本塁打を放ち、続く2試合でも安打を放っている。オフには共に自主トレを行う仲の2人が、強力打線に新たなアクセントを加えられるか、注目だ。

北海道日本ハム打線では、中田選手と近藤選手の「3・4番コンビ」に注目だ。この2人は共に24日の試合でマルチ安打と気を吐いた。特に中田選手は、「いい感じで振り抜けた」と自分でも納得の逆転10号3ランを放っている。近藤選手の出塁力がうまく加わることができれば、チームの貴重な得点源になることは間違いない。

貴重な初戦をものにするのはどちらのチームか、両軍ともに打撃が上向いている選手が多いだけに、試合序盤から目が離せない展開になりそうだ。

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